2015年11月2日月曜日

17年 南海vs巨人 13回戦


10月13日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 43勝45敗 0.489 須田博
2 0 0 0 1 1 0 0 X 4 巨人 61勝24敗4分 0.718 石田光彦 川崎徳次

勝利投手 須田博   20勝6敗
敗戦投手 石田光彦 6勝12敗

勝利打点 坂本茂 2


須田博20勝!

 南海は初回、先頭の柳鶴震がストレートの四球で出塁、猪子利男の投ゴロでランナーが入れ替わり、岡村俊昭の右前打で一死一二塁、岩本義行が四球を選んで一死満塁、国久松一は浅い左飛に倒れて二死満塁、中野正雄の左前タイムリーで1点を先制、二走岡村も三塁ベースを蹴ってホームを狙うが、レフト青田昇の強肩の前にタッチアウト。

 巨人は1回裏、先頭の呉波が左前に流し打って出塁、白石敏男はストレートの四球で無死一二塁、楠安夫が送りバントを決めて一死二三塁、中島治康はストレートの四球で一死満塁、青田は三振に倒れるが、小暮力三がツースリーから押出し四球を選んで1-1の同点、坂本茂はストレートの押出し四球で2-1と逆転する。南海ベンチは4四球を乱発した先発の石田光彦を下げて川崎徳次を投入、小池繁雄は一飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 初回に2安打を許した巨人戦発の須田博は2回以降、5回まで無安打ピッチング。

 巨人は5回、先頭の呉が中前打で出塁、白石の二ゴロの間に呉は二進、楠は四球を選んで一死一二塁、中島が左前にタイムリーを放って3-1とする。

 巨人は6回、一死後坂本が四球を選んで出塁、小池は二飛に倒れて二死一塁、坂本が二盗を決めて二死二塁、須田が右前にタイムリーを放って4-1と突き放す。


 須田博は6安打4四球3三振の完投で20勝目をあげる。須田は初回に崩れかけたが、レフト青田昇のバックホームに救われた。青田はこの試合3打数無安打であったが隠れた殊勲者であった。


 勝利打点は決勝の押出し四球を選んだ坂本茂に記録された。坂本は4打席1打数1安打3四球で出塁率10割、6回は二盗を決めた直後に須田のタイムリーで貴重な4点目のホームを踏む活躍を見せた。


 

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