2015年2月26日木曜日

17年 阪神vs阪急 6回戦


6月16日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 1 0 2 0 4 阪神 20勝17敗1分 0.541 三輪八郎 若林忠志
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 阪急 19勝17敗2分 0.528 笠松実 森弘太郎

若林忠志 9勝5敗
笠松実     7勝6敗

二塁打 (急)中島、日比野
三塁打 (神)藤井

勝利打点 御園生崇男 3


御園生崇男と藤井勇の両帰還兵が並列の殊勲者

 阪神は2回、二死後藤井勇が左中間に流し打って三塁打、カイザー田中義雄の三塁内野安打で1点を先制する。

 阪急は3回、先頭のフランク山田伝が死球を受けて出塁、黒田健吾が左前打を放って無死一二塁、阪神ベンチはここで先発の三輪八郎から若林忠志にスイッチ、森田定雄の打席で阪神はファーストの藤井とサードの土井垣武が猛然と突っ込むバントシフト、ところがピッチャー若林はウエストし、セカンドの松本貞一が一塁ベースカバーに入りキャッチャー田中が一塁に送球、内野手の動きに釣られてリードを広げていた一走黒田がタッチアウト。説明が長くなりましたがいわゆる「ピックオフプレー」というやつです。スコアカードには無死一二塁の場面で一走黒田が「2-4」でアウトと記されていますのでこう読みましたがいかがでしょうか。ということで一死二塁、森田が四球を選んで一死一二塁、中島喬は右飛に倒れて二死一二塁、日比野武が左中間を破る二塁打を放って二者還り2-1と逆転に成功する。

 阪神は6回、先頭の野口が四球で出塁、松本の遊ゴロでランナーが入れ替わり、土井垣の右前打で一死一二塁、御園生崇男が四球を選んで一死満塁、藤井の左犠飛で2-2の同点に追い付く。
 阪神は8回、一死後松本が四球で出塁、土井垣の一塁内野安打で一死一二塁、御園生の右前タイムリーで3-2と1点を勝越し、藤井がセンター右にタイムリーを放って4-2とする。


 若林忠志は3回に1失点を記録したが4回以降阪急打線を無得点に抑えて今季9勝目をあげる。


 勝利打点を記録したのは決勝タイムリーを放った御園生崇男であったが、追撃のタイムリーを放った藤井勇が並列の殊勲者であった。藤井勇はこの日4打数2安打1得点2打点、三塁打1本を記録、6月13日に戦場から帰還後初出場して以来、11打数5安打1得点3打点1四球2盗塁。現代ルールに照らせば「犠飛」が1本ありますので10打数5安打で打率5割になります。





 

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