2015年2月15日日曜日

17年 名古屋vs阪神 6回戦


6月13日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 1 1 0 0 0  0   2 名古屋 11勝24敗1分 0.314 西沢道夫
0 0 0 2 0 0 0 0 0 1X  3 阪神    19勝16敗1分 0.543 御園生崇男 若林忠志

勝利投手 若林忠志 8勝5敗
敗戦投手 西沢道夫 1勝1敗

二塁打 (名)木村 (神)野口
三塁打 (名)古川 (神)金田、藤井

勝利打点 なし

猛打賞 (名)木村進一 1 (神)土井垣武 1


あっけない幕切れ

 阪神に藤井勇が帰ってきた。昭和13年秋に応召して以来4年ぶりの戦列復帰となる。

 名古屋は初回、先頭の木村進一が中前打で出塁、石丸藤吉も右前打で続いて無死一二塁、阪神ベンチはここでライトの藤井とレフトの上田正を入れ替えて一息入れる。桝嘉一の2球目にキャッチャーカイザー田中義雄が二塁牽制で木村を刺し、桝は三振、石丸藤吉の二盗も田中が刺してあっという間にスリーアウトチェンジ。若林監督の選手交代策がピンチを救った。

 名古屋は3回まで5安打を放ちながら無得点。序盤に流れを作れなかったことが敗因となった。

 阪神は4回、先頭の土井垣武がレフト線にヒット、田中の右前打で無死一三塁、藤井が中前に復帰後初ヒットとなるタイムリーを放って1点を先制する。無死一二塁からピッチャー西沢道夫が二塁に悪送球して二者進塁、御園生崇男が四球を選んで無死満塁、大島武に代わる代打玉置玉一が中犠飛を打ち上げて2-0、二走藤井もタッチアップから三塁に進み、これを見て一走御園生もタッチアップから二塁に進んで一死二三塁、上田がスクイズを敢行するが見破られて三走藤井が三本間に挟まれ「2-5-1」と渡ってタッチアウト、上田は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪神は5回の守備からレフトの藤井をファーストに回し、代打に出た玉置をライトに入れて上田をレフトに戻す。

 名古屋は5回、先頭の古川清蔵がセンター左奥に三塁打、野口正明は浅い中飛に倒れるが西沢の遊ゴロの間に古川が還って1点を返す。

 名古屋は6回、木村、石丸藤吉が連続四球、桝の二ゴロで石丸藤吉が二封されて一死一三塁、吉田猪佐喜の投ゴロの間三走木村が還って2-2の同点に追い付く。

 阪神は7回、先発の御園生崇男が先頭の西沢に左前打を打たれると若林をマウンドに送り後続を抑える。

 阪神は7回裏、先頭の金田正泰がライト線に三塁打を放つが無得点。8回も一死後藤井が右越えに三塁打を放つがここも無得点。

 阪神は10回裏、先頭の松本貞一が右前打で出塁、土井垣がレフト線にヒット、田中の投前送りバントを西沢がお手玉、犠打エラーが記録されて無死満塁の大チャンス、8回に三塁打を放った藤井には代走塚本博睦が起用されてそのままライトに入っていたが塚本は三振に倒れて一死満塁、御園生の一ゴロはファースト田中金太郎からキャッチャー古川に送られて三走松本は本封、返す刀で一塁に送球してゲッツー、と思われた矢先、古川からの送球が打者走者御園生に当たって二走土井垣がサヨナラのホームに駆け込む。


 西沢道夫は5月24日の延長28回に続いて2試合連続で延長戦を完投したが本日は9回3分の2を投げて13安打4四球、最後は不運に泣いたが延長28回のようなピッチングはできなかった。




 

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