2013年12月30日月曜日

16年 阪急vs黒鷲 6回戦


6月24日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 3 0 3 0 0 0 0 0 7 阪急 18勝14敗 0.563 浅野勝三郎 森弘太郎
3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 黒鷲 10勝22敗 0.313 石原繁三 中河美芳

勝利投手 森弘太郎 11勝3敗
敗戦投手 石原繁三   1勝2敗

二塁打 (急)西村 (黒)高橋
本塁打 (急)上田 1号

勝利打点 上田藤夫 5

ファインプレー賞 (急)西村正夫 2


上田藤夫、逆転スリーラン

 阪急は初回、先頭の西村正夫がセンター右奥に二塁打、フランク山田伝が四球を選んで無死一二塁、上田藤夫の二ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、黒田健吾が四球を選んで一死満塁、新富卯三郎の遊ゴロ併殺崩れの間に三走西村が還って1点を先制する。

 黒鷲は1回裏、先頭の寺内一隆が中前打、富松信彦が送って一死二塁、小島利男が四球を選んで一死一二塁、サム高橋吉雄が右中間に二塁打を放って1-1の同点、玉腰忠義の二ゴロで三走小島がホームに突っ込み、セカンド伊東甚吉からのバックホームにタイミングはアウトであったが暴投となって2-1と逆転、二走高橋は三塁に進み木下政文の中犠飛で3-1とする。

 阪急は2回、二死後西村が左前打で出塁、山田が中前打で続き二死一二塁、ここで上田がレフトスタンドに逆転スリーランを叩き込んで4-3と試合をひっくり返す。

 リードした阪急は2回から早くも先発の浅野勝三郎に代えて森弘太郎をリリーフに送る。

 阪急は4回、伊東の四球から森の送りバントを挟んで西村、山田も四球を選んで一死満塁、黒鷲ベンチは先発の石原繁三から中河美芳にスイッチする。上田の三ゴロで三走伊東は本封されて二死満塁、黒田が押出し四球を選んで5-3、新富が中前に2点タイムリーを放って7-3とリードを広げる。

 2回からロングリリーフとなった森弘太郎は中河に2安打を許したのみで8イニングを2安打無四球無三振無失点に抑えて11勝目をあげる。


 阪急は夏季シリーズ開幕4連勝を飾った。阪急の快進撃を引っ張っているのが三番の上田藤夫である。この日も決勝の逆転スリーランを放って二試合連続勝利打点を記録した。日系二世は日米関係の悪化から帰国するか日本に残るかの選択を迫られた。弟の上田良夫は昨年帰国しており、亀田忠、亀田敏夫、長谷川重一、ジミー堀尾文人は6月14日に帰国したが上田藤夫は日本に残る道を選んだ。期するものがあるのでしょうか。








 

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