2013年12月29日日曜日

大戦前夜のベーブ・ルース (三)



 アメリカチームは昭和9年11月2日、「エンプレス・オブ・ジャパン号」により横浜港に到着し、東京に着いて熱狂的な歓迎を受けたとされています。当ブログでは、この点について物的証拠に基づき検証します。


 本日当ブログが提出する証拠品は、読売新聞社が作製した昭和9年日米野球のアルバムです。関係者のみに配布されたと考えられるアルバムで、日米の参加全選手の直筆サインと貴重な生写真で構成されています。現存が確認されているのは、読売新聞社に保存されているもの以外では野球殿堂博物館に関係者の遺族から寄贈されたものが数点と、吉沢野球博物館に展示されている1点のみで、個人で所有しているのは当ブログだけでしょう。


 一行が乗船したとされる「エンプレス・オブ・ジャパン号」が横浜港に接岸する場面の写真があり、肉眼でははっきりとはしませんが拡大鏡を使用すると船体に「EMPRESS OF JAPAN」と書かれているのが確認できます。








 「大戦前夜のベーブ・ルース」の125ページには「この日のために用意された法被を各選手に配った」と書かれていますが、下がその証拠写真です。日本に到着して法被を着たのはビートルズだけではなかったのです(笑)。














 パレードでベーブ・ルースが日米の国旗を両手に持って歓声に応える有名なシーンや銀座パレードの様子は「大戦前夜のベーブ・ルース」に掲載されていますので、当ブログではあまりお目にかかれない証拠写真を掲載します。














 

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