2013年1月14日月曜日

15年 イーグルスvs阪急 8回戦 満州リーグ


8月7日 (水) 新京 児玉公園球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
3 1 0 0 0 0 0 0 0  4  イーグルス 29勝29敗4分 0.500 玉腰忠義 小野寺洋
0 1 0 0 4 4 1 0 X 10 阪急          33勝22敗4分 0.600 浅野勝三郎 森弘太郎 石田光彦

勝利投手 森弘太郎 20勝6敗
敗戦投手 玉腰忠義   1勝3敗

二塁打 (イ)清家、岡田、玉腰 (阪)黒田、山下好
三塁打 (イ)清家 (阪)上田、黒田

勝利打点 上田藤夫 4


黒田健吾、5打数3安打6打点

 イーグルスは初回、岡田福吉が四球で出塁、岩垣二郎は右飛に倒れるが杉田屋守が左前打、エンドランが掛かっており一死一三塁、中河美芳も一二塁間にエンドランを決めて1点を先制、送球の隙に中河も二塁に達して一死二三塁、玉腰忠義の三ゴロで三走杉田屋がホームを突くがサード黒田健吾からのバックホームにタッチアウト、二死一三塁から玉腰が二盗を決めて二死二三塁、谷義夫が中前に2点タイムリーを放って3-0とする。

 イーグルスは2回、清家忠太郎がセンター左奥に二塁打、山田潔は中飛に倒れるが、トップに返り岡田が左前にタイムリーを放って4-0とリードを広げる。

 阪急は2回裏、一死後上田藤夫が右中間に三塁打、新富卯三郎の左犠飛で1-4とする。

 3回、4回も1安打ずつ放ちながら無得点だった阪急は5回、先頭の浅野勝三郎が四球で出塁、トップに返り西村正夫も四球、フランク山田伝のバントが内野安打となって無死満塁、ここで黒田が左中間に走者一掃の二塁打を放って4-4の同点、井野川利春は四球、山下好一の投ゴロで井野川が二封されて一死一三塁、上田の二ゴロの間に三走黒田が還って5-4と逆転に成功する。

 リードを奪った阪急は6回から先発の浅野に代えて森弘太郎をマウンドに送り込む。

 阪急は6回、先頭の伊東甚吉が四球で出塁、森が送って一死二塁、トップに返り西村がバントヒットを決めて一死一三塁、山田の二ゴロをセカンド岡田が二塁に悪送球、三走伊東が還って6-4としてなお一死二三塁、黒田が左翼線に三塁打を放って8-4、井野川四球後、山下好一の右犠飛で9-4と突き放す。

 イーグルスは7回から先発の玉腰に代えて小野寺洋をマウンドに送る。

 阪急は7回、一死後森に代わる代打池田久之がピッチャー強襲ヒット、代走に田中幸男を起用、トップに返り西村が四球を選んで一死一二塁、山田の投ゴロで二走田中は三封、黒田が中前に三打席連続となるタイムリーを放って10-4とする。

 阪急は8回から石田光彦が登板して2イニングをぴしゃりと締めて快勝する。先発の浅野勝三郎が5回まで投げてその裏に逆転してもらいそのまま阪急が逃げ切っているので現行ルールであれば勝利投手は浅野に記録されるが、公式記録では森弘太郎に勝利投手が記録されて20勝目をあげる。


 黒田健吾が5打数3安打2得点6打点、二塁打1本、三塁打1本と爆発した。第三打席以降3打席連続タイムリーヒットであった。


 阪急7回の攻撃、一死一二塁からフランク山田伝の投ゴロで二走田中幸男が三封されたが、スコアカードには田中のアウトは「1C」と記録されている。投ゴロを捕球したピッチャー小野寺洋がそのまま三塁ベースに駆け込んで封殺した模様です。小野寺には刺殺1が記録されていますがこのプレー以外に刺殺の場面はありません。










*阪急7回の攻撃で二走田中幸男は二番山田の投ゴロで三封されたが「1C」と記録されている。ピッチャー小野寺洋が捕球してそのまま三塁ベースに駆け込んだようです。














     *黒田健吾が5打数3安打6打点を記録した阪急打線。











 

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