2013年1月29日火曜日

偶然



 昨日、野球体育博物館維持会員に送付される季刊誌「ニュースレター」が届きました。今号の「殿堂入りの人々を語る(38)」には君島一郎氏のお孫さんである竹内宣之氏による寄稿文が掲載されています。


 君島一郎氏は「日本野球創世記」を著した功績が認められて2009年に野球殿堂入りした訳ですが、当ブログが君島一郎氏の一高時代の写真を発見したのが1月26日(土)のことで、人気ブログ「野球の記録で話したい」様が一高野球について書かれたのも偶然にも1月27日(日)のこと、そして君島一郎氏のお孫さんの寄稿文が我が家に届いたのが1月28日(月)のことです。偶然にしてはあまりにも出来過ぎているように考えられますがいかがでしょうか(笑)。


 1月27日付け当ブログ「発見」で「君島一郎氏は東大卒業後、日本銀行に就職し、朝鮮銀行副総裁で終戦を迎えたことから公職を追放されます。しかしこれが野球史研究にはプラスに作用したのではないでしょうか。仕事だけに汲々とすることなく、趣味の世界にも力を注ぐことができたことが「日本野球創世記」を著すという偉業につながったのではないでしょうか。」と書かせていただきました。上記の寄稿文で竹内宣之氏は「戦後は、公職追放となり、その間に調査したのが、野球の歴史(創始・一高時代)です。」と書かれています。


 当ブログの予想は偶然にも当たっていたようです。野球史研究には地道な努力が必要であり、当然時間を要します。偶然にも私は中学時代に君島一郎著「日本野球創世記」に接する機会に恵まれ、以降40年以上この道を継続しています。高校・大学時代は現役プレイヤーであり、社会人になってからは仕事の合間にやっているだけですから偉そうなことは言えませんが。


 全国には色々なやり方で野球史研究をされている方が数多くいらっしゃることをブログ活動を通じて知りました。それぞれアプローチの仕方が違うのは当り前ですが、目的は同じです。今後も努力を継続していくつもりであることも同じでしょう。






 

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