１４年 イーグルスvs阪急 ６回戦

6月24日 （土） 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 1 0 0 0 1 0 0  3 イーグルス １４勝２８敗１分 0.333 望月潤一 古川正男
1 1 1 2 0 0 3 4 X 12 阪急         ２９勝１１敗       0.725 石田光彦

勝利投手 石田光彦 ６勝２敗
敗戦投手 望月潤一 ３勝１１敗


二塁打　（イ）寺内　（阪）山下実、石田
三塁打　（イ）寺内

阪急、全員安打


　イーグルスは初回、一死後漆原進が四球で出塁、寺内一隆の投ゴロをピッチャー石田光彦が二塁に悪送球、高須清四球で一死満塁、中河美芳の二ゴロの間に漆原が還って1点を先制する。

　阪急は1回裏、先頭の西村正夫が四球で出塁、フランク山田伝の右前打で無死一三塁、黒田健吾は一ゴロに倒れるが山下好一が四球を選んで一死満塁、山下実の二ゴロの間に西村が還って1-1の同点とする。

　阪急は2回、一死後石井武夫が右前打で出塁、二死後西村が四球を選んで二死一二塁、ここで山田が中前にタイムリーを放って2-1と逆転する。

　イーグルスは3回、一死後寺内が中越えに二塁打、高須の遊ゴロで二走寺内が三塁に走りショート田中幸雄はサードに投げるがセーフ、野選となって一死一三塁、中河美芳が左前に同点タイムリーを放って2-2とする。

　阪急は3回、先頭の山下好一が右前打で出塁して二盗に成功、山下実の中飛で山下好一は三進、伊東甚吉の右前タイムリーで3-2と勝ち越す。

　阪急は4回、先頭の石田が右前打で出塁、トップに返り西村が左前打、山田の三ゴロで西村は二封されて一死一三塁、山田が二盗を決めて一死二三塁、黒田が右前に2点タイムリーを放って、5-2とする。イーグルスベンチはここで先発の望月潤一をあきらめて古川正男をマウンドに送る。山下好一は右飛、山下実は一ゴロの倒れてスリーアウトチェンジ。

　イーグルスは7回、一死後寺内が左中間に三塁打、高須の二ゴロの間に寺内が還って3-5と追いすがる。

　古川に抑えられていた阪急は二周り目となった7回、山下好一が右前打で出塁、山下実が右中間にタイムリー二塁打を放って6-3、一死後田中が左前打を放って一三塁、田中が二盗を決めて二死後石田が左翼線に2点タイムリー二塁打を放って8-3とする。

　更に阪急は8回、山田、黒田、山下好一、森弘太郎が左前、中前、右前、左前にヒットを放って10-3、一死後田中の右前タイムリーで11-3、石井の内野安打から石田の二ゴロの間に森が還って12-3とする。

　石田光彦は大量点に守られて7安打6四球3三振で完投、打っても5打数2安打1得点3打点の活躍であった。


　阪急打線は途中出場の上田藤夫、森弘太郎を含む11人が全員安打で20安打を記録して春夏通算首位を往く貫録を見せつけた。フランク山田伝が5打数3安打、山下好一が4打数3安打、田中幸雄が5打数3安打。20安打のうち長打は山下実と石田光彦の二塁打2本だけで18本がシングルヒットであった。







　　　　　　　　　　　　＊石田光彦は7安打完投で6勝目をあげる。