2010年10月22日金曜日

12年秋 イーグルスvs金鯱 3回戦

10月27日 (水) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 1 1 0 0 3 イーグルス  17勝16敗1分  0.515  中河美芳
0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 金鯱            16勝16敗        0.500  鈴木鶴雄 中山正嘉


勝利投手 中河美芳 6勝4敗
敗戦投手 中山正嘉 3勝6敗


二塁打 (金)小林茂


イーグルス、五者連続安打で無得点ながら四連勝


 イーグルス中河美芳、金鯱鈴木鶴雄と好調同士の先発ということで投手戦が期待される。

 イーグルスは3回、五者連続安打を放ちながら無得点という珍記録を樹立する。この回先頭の辻信夫は右翼線への安打、辻は二塁に向かうが、打球を処理したライト小林茂太は逆モーションのまま二塁に送球して辻を刺す。続く漆原進が三前にバントヒット、トップに返り寺内一隆も三前内野安打で一死一二塁。中根之の中前打で二走漆原は俊足を飛ばして三塁を蹴ってホームに向かうがセンター島秀之助からの返球を中継のセカンド江口行男が漆原を刺して二死一二塁。続くバッキー・ハリスが左前にヒットを放ち二走寺内は三塁を蹴ってホームに向かうがレフト黒澤俊夫からのダイレクト返球にタッチアウトとなり、5打者連続安打を記録するが無得点。

 イーグルスは4回、先頭のサム高橋吉雄が四球から盗塁、小島利男の遊ゴロの間に三進し、杉田屋守の遊ゴロをショート瀬井清が失する間に1点を先制する。

 金鯱は4回裏、先頭の島が遊失に生き二盗、ピッチャーからの牽制をベースカバーに入ったショート辻が逸らす間に島は一挙にホームに還り1-1の同点とする。更に5回、小林茂太が右中間へ二塁打、藤浪光雄の中前タイムリーで2-1と勝越しに成功。

 イーグルスは6回、この回先頭の小島が四球で出塁、杉田屋の投ゴロでランナーが入れ替わり、中河美芳右前打、辻に代わる代打野村実の二ゴロをファースト鈴木鶴雄が失して一死満塁、ここで漆原進が見事にスクイズを決めて2-2の同点に追い付く。

 イーグルスは7回、中根四球、ハリスの投前送りバントをピッチャー中山正嘉が悪送球して無死一三塁、高橋も四球で無死満塁、小島利男が押出しの四球を選んで3-2と逆転に成功する。
 中河美芳は4安打4四球7三振の完投で投手戦を制して6勝目。本日の東西四試合は全て1点差ゲーム、秋深まってますます熱戦が展開される。


 金鯱のセンター島秀之助は、昨年肩を痛めたため遠投ができない。そこで本日の3回のようにランナー二塁でセンター前ヒットの場合は中継の内野手に素早くトスしてランナーをホームで刺している。島秀之助の著書「プロ野球審判の眼」(何と岩波新書から出ています。)によると、「私はプロ野球選手としては成功しなかった(筆者注:もちろん謙遜して書いている)。それは入団後しばらくして肩を痛めたからである。・・・(中略)・・・強肩の濃人遊撃手、あるいは五味二塁手にそばまで来てもらい、捕球後、私がただちにトスしたものをバックホームするという方法を考えだしたが、この方法で走者を本塁で刺したことが二度ある。・・・」と書かれている。
 本日中継に入ったのは江口行男二塁手なので島の記憶と違うプレーかもしれないが、翌日の読売新聞は当該プレーについて「島ー江口ー相原(捕手=筆者注)の快足リレー」と伝えており、島の著書に書かれているような中継プレーであったと強く推認できる。

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