2021年11月29日月曜日

21年 巨人vs中部日本 11回戦

9月20日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 1 0 0 0 3 6 巨人 47勝28敗2分 0.627 近藤貞雄 
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 中部 29勝48敗2分 0.377 久野勝美

勝利投手 近藤貞雄 17勝10敗 
敗戦投手 久野勝美   0勝1敗

二塁打 (巨)中島
三塁打 (中)小鶴
本塁打 (巨)千葉茂 4号

勝利打点 (巨)千葉茂 6

猛打賞 (巨)千葉茂 4


内堀が9年ぶりのヒット

 後楽園の第2試合は近藤貞雄とプロ入り初登板の久野勝美の先発で午後3時8分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 プロ入り初登板初先発の久野は初回、山田を左飛、山川を右飛、千葉四球後、川上を左飛に打ち取る。2回は黒沢を三飛、中島を左飛、多田の右前打後、内堀保を左飛に打ち取りここまで3個のアウトは全てフライアウト。

 久野はこの日が初出場だが、内堀は応召により昨日、昭和12年以来9年ぶりの出場を果たし、この日は2試合目の先発マスク。昭和12年12月7日、沢村とバッテリーを組んだタイガースとの日本選手権第6戦以来の出場である。戦時中はビルマで吉原正喜と出会ったと言われている。

 巨人は3回表、先頭の近藤は一邪飛、トップに返り山田の中飛をセンター古川が好捕、ここまで8個のアウトは全てフライアウト。続く山川はストレートの四球で二死一塁、千葉が放ったレフトへの四球はフェンスを越えて先制ツーラン、2-0とする。川上は一ゴロに倒れて初のゴロアウト。

 巨人は5回表、二死後山田が中前打、山川の右前打で二死一三塁、千葉の右前タイムリーで3-0とする。

 中部は6回裏、先頭の石田政良が中前打、しかし古川の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、ここで小鶴が右中間に三塁打、ライト中島からの返球をセカンド千葉が逸らす間に小鶴がホームに還って1点を返す。

 巨人は9回表、先頭の内堀が9年ぶりのヒットを左前に放って出塁、近藤は右飛に倒れるが、トップに返り山田が中前打、山川は四球で一死満塁、千葉が中前に2点タイムリーを放ち5-0、ここまで全得点を千葉が叩き出し、川上も左前タイムリーで続いて6-1とする。

 近藤貞雄は4安打2四球1死球無三振、自責点ゼロの完投で17勝目をマークする。

 初登板の久野勝美は12安打を喫し、ほろ苦いデビューとなった。

 9年ぶり出場の内堀保は4打数1安打1得点。補殺はゼロで、近藤の奪三振がゼロであったことから刺殺もゼロであった。バッテリーを組んだ沢村も、ビルマで出会った吉原も、昭和12年の日本選手権で対戦した景浦も戦死した。9年ぶりヒットの感慨や如何に。

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