2018年5月10日木曜日

19年 阪神vs産業 3回戦


5月14日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 1 0 0 0 0 0 0 3 阪神 10勝3敗1分 0.769 若林忠志
1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 産業 5勝5敗 0.500 森井茂

勝利投手 若林忠志 8勝2敗
敗戦投手 森井茂     4勝5敗

三塁打 (神)辻

勝利打点 藤村冨美男 1

猛打賞 (神)藤村冨美男 2


両投手無四球

 阪神は初回、一死後金田正泰が中前打で出塁、御園生崇男の右前打で一死一二塁、ここで藤原鉄之助がパスボールを犯して一死二三塁、藤村冨美男が左前にタイムリーを放って1点を先制、一死一三塁から門前真佐人の当りは右飛、三走御園生がタッチアップからスタートを切るがライト井上嘉弘が落球、御園生がホームに還って2-0とする。この当りで門前には打点が記録されているので、「犠飛」と認定します。もちろん当時の公式記録では「犠飛」は記録されていませんが、スコアカードの記載から「犠飛」と認定できる場合は、当ブログでは「犠飛」としてお伝えしたいます。公式記録では門前の記録は「右飛失」となります。

 産業は1回裏、先頭の金山次郎が三塁にヒット、小坂三郎のニゴロをセカンド小林英一がエラーする間に金山は三塁に進んで無死一三塁、加藤正二のレフトへの小飛球が左前に落ちて三走金山が還り1-2、しかし一走小坂のスタートが遅れてレフト辻源兵衛から二塁ベースカバーの小林に送球されてフォースアウト、レフトゴロが記録されて一死一塁、鈴木秀雄のショートライナーに一走加藤が飛び出しショート武智修からファースト御園生に送球されてダブルプレー。

 阪神は3回、先頭の塚本博睦が左前打で出塁すると二盗に成功、金田が右前にタイムリーを放って3-1と突き放す。

 阪神先発の若林忠志監督は、2回以降産業打線を無得点に抑え、4安打無四球3三振1失点の完投で8勝目をマークする。

 産業先発の森井茂は、4回以降阪神打線を無得点に抑え、11安打無四球無三振3失点、自責点1で完投する。

 両投手無四球ピッチングで、試合時間は1時間3分であった。

 この試合で、産業は4回の守備からライト井上嘉弘に代わって大沢紀三男が入りプロデビューした。1926年生れの大沢紀三男は、1916年生れの大沢清(千葉茂も認める右打ちの名手)の弟で、1932年生れの大沢啓二(親分)の兄である。

 

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