2018年1月3日水曜日

19年 南海vs阪急 1回戦


4月3日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 南海 0勝1敗 0.000 清水秀雄
0 2 0 0 3 0 1 2 X 8 阪急 1勝0敗 1.000 笠松実

勝利投手 笠松実    1勝0敗
敗戦投手 清水秀雄 0勝1敗

二塁打 (南)堀井 (急)上田
三塁打 (急)野口明

勝利打点 なし


阪急、幸先よく快勝

 甲子園の開幕戦は午後零時31分、川久保喜一主審の右手が上がりプレイボール。

 南海が「近畿日本」に変わるのは夏季リーグ戦からのこととなりますので春季リーグ戦では「南海」表記となります。

 南海は初回、先頭の扇町商業から加入した松川博爾は遊ゴロ、岡村俊昭はニゴロ、三番ピッチャー清水秀雄は四球を選んで出塁、堀井数男は三ゴロに倒れて無得点。

 阪急は1回裏、先頭の山田伝が四球を選んで出塁、上田藤夫の投ゴロの間に山田は二進、しかし山田が三盗に失敗、高橋敏は四球、解散した西鉄から移って四番に入る野口明も四球を選んで二死一二塁、三木久一は三ゴロに倒れて無得点。

 南海は2回、先頭の昭和15年以来の復帰となる吉川義次がレフト線に4年ぶりのヒット、丸山二三雄は遊飛、八木進は中飛に倒れるが、中京商業から加入した鬼頭数雄、鬼頭政一の弟となる鬼頭勝治がプロ入り初打席初安打を中前に放って二死一二塁、しかし同じく中京商業から加入した野口明、野口二郎、野口昇の弟となる野口渉が三振に倒れて無得点。

 阪急は2回裏、先頭の遠山晴富の当りは三ゴロ、これをサード吉川が一塁に悪送球する間に遠山は二塁に進み、笠松実がピッチャー左に送りバント、これが内野安打となりピッチャー清水の一塁送球が悪送球となる間に遠山が還って1点を先制、安田信夫は三振、伊藤健一は中飛に倒れるが、トップに返り山田が四球を選んで二死一二塁、上田が左中間に二塁打を放って2-0とする。

 阪急は5回、先頭の山田が四球を選んで出塁、上田の三前バントが内野安打となって無死一二塁、高橋敏がセオリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、野口明がセンター右奥に三塁打を放って4-0、三木の三ゴロを又もサード吉川が一塁に悪送球、三走野口明は動かず一死一三塁、遠山の中犠飛で5-0とする。

 阪急は7回、先頭の高橋が四球を選んで出塁、代走に仁木安を起用、野口明のニゴロで高橋は二封、三木が左前打、遠山が四球を選んで一死満塁、笠松のニゴロの間に三走野口明が還って6-0とする。

 阪急は8回、先頭の伊藤が中前にクリーンヒット、トップに返り山田の投ゴロの間に伊藤は二進、上田は四球、仁木も四球を選んで一死満塁、野口明は投飛に倒れて二死満塁、三木が左前に2点タイムリーを放ち8-0とする。

 南海は9回、先頭の岡村俊昭がストレートの四球で出塁、清水の二ゴロでランナーが入れ替わり、堀井数男のレフト線二塁打で一走清水が還り1点返すが反撃もここまで。

 笠松実は7安打6四球2三振の完投で今季1勝目をマークする。

 昨シーズン7位の阪急は笠松、天保の二本柱が残り、他球団と比べると残留組が多く、昨年打点王の野口明を西鉄から補強して台風の目となるであろう。南海は清水秀雄の頑張り次第ではないか。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿