2017年5月13日土曜日

18年 阪神vs巨人 9回戦


9月11日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 3 1 1 0 5 阪神 27勝25敗5分 0.519 三輪八郎 仁科栄三
0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 巨人 37勝18敗2分 0.673 中村政美


勝利投手 三輪八郎 5勝7敗
敗戦投手 中村政美 1勝4敗
セーブ     仁科栄三 1

二塁打 (神)塚本、藤村 (巨)伊藤

勝利打点 藤村冨美男 1


藤村冨美男、帰還後初の殊勲打

 秋季開幕戦の巨人の先発は中村政美。巨人は開幕戦に主戦投手を出さないケースが多いが、阪神よりも明日の朝日をマークして藤本英雄を回すようだ。

 阪神打線は中村に抑え込まれて5回までノーヒット。


 巨人は4回まで毎回走者を出すが、2回は無死一塁で中村が投ゴロ併殺。4回は一死二三塁から中村のショートライナーに三走青田昇が戻れずここもゲッツー。


 阪神は6回、一死後塚本博睦が左中間に二塁打、トップに返り山口政信の投ゴロで二走塚本が二三塁間に挟まれ「1-5-6」と渡てタッチアウト、この間に打者走者の山口は二塁に進み、金田正泰がストレートの四球で二死一二塁、藤村冨美男のライト線二塁打で二者還り2点を先制、景浦将がセンター左にタイムリーを放って3-0とする。


 巨人は6回裏、先頭の呉昌征が四球で出塁、白石敏男は右前打、小暮力三の三塁線バントが内野安打となって無死満塁、阪神ベンチはここで先発の三輪八郎から仁科栄三にスイッチ、仁科は青田を三振、伊藤健太郎を浅い左飛、中村を二ゴロに抑えてピンチを切り抜ける。


 阪神は7回、先頭の玉置玉一が四球で出塁、仁科が送って一死二塁、武智修が右前ンタイムリーを放って4-0とする。


 巨人は7回裏、先頭の多田文久三が左前打、大屋克己の三ゴロでランナーが入れ替わり、坂本茂の右前打で一死一二塁、トップに返り呉の中前打で一死満塁、白石は一飛に倒れて二死満塁、小暮が右前に2点タイムリーを放って2-4と追い上げる。


 阪神は8回、先頭の金田正泰がストレートの四球から二盗に成功、藤村は右飛に倒れるが、景浦の遊ゴロをショート白石が一塁に悪送球する間に二走金田が還って5-2と突き放す。


 巨人は8回裏、先頭の伊藤が四球で出塁するが、中村の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、多田が左前打を放つが、大屋は遊ゴロに倒れて無得点。


 巨人は9回裏、一死後呉が中前打で出塁、しかし白石の当りはセカンドライナー、小暮の当りもショートライナーで阪神が逃げ切る。


 中村政美が打者として第一打席で「1-6-3」、第四打席で「6-4-3」と2個の併殺打を記録。第二打席のショートライナーも二走青田が戻れずゲッツーとなったが、この場合は「併殺打」は記録されない。


 戦場から戻ってきた藤村冨美男が殊勲の決勝二塁打を放った。こうなると阪神も侮れない。



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