2016年4月5日火曜日

18年 巨人vs大和 2回戦


4月15日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 1 0 2 巨人 2勝4敗 0.333 藤本英雄
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 大和 2勝3敗 0.400 広島清美 片山栄次

勝利投手 藤本英雄 2勝1敗
敗戦投手 片山栄次 2勝2敗

本塁打 (和)苅田 1号 (巨)多田 1号


小池繁雄、意地の三封

 開幕から1勝4敗と調子の出ない巨人は藤本英雄が先発。一方、開幕から2勝2敗といつになく好調の大和は巨人戦で時々好投する広島清美が先発する。

 巨人は初回、先頭の呉昌征が四球で出塁、青田昇は右飛に倒れるが呉が二盗に成功、白石敏男も四球を選んで一死一二塁、しかし中島治康は中飛、伊藤健太郎も中飛に倒れて無得点。

 巨人は2回、先頭の坂本茂がストレートの四球で出塁、大和ベンチはここでコントロールの定まらない広島から片山栄次にスイッチ、これが効を奏して多田文久三は二飛、小池繁雄の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってスリーアウトチェンジ。

 巨人は3回、一死後呉がストレートの四球で出塁、青田は中飛に倒れるが白石がレフト線にヒット、中島も四球を選んで二死満塁とするが、伊藤の遊ゴロで中島が二封されてこの回も無得点。

 大和は5回まで藤本に封じ込まれて無安打無得点。序盤のチャンスを逃した巨人も4回、5回、6回と三者凡退。

 大和は6回裏、先頭の苅田久徳がレフトスタンドにアーチを架けて1点を先制する。大和が藤本から奪った初ヒットであった。巨人には嫌な流れになりかけた。

 巨人は7回、一死後多田がレフトスタンドに同点ホームランを叩き込んで1-1の同点とする。多田の一発が巨人の悪循環を断ち切った。

 巨人は8回、一死後青田の打球は三ゴロ、これをサード大塚鶴雄がエラー、白石がライト線にヒットを放ち一死一三塁、中島が右中間に決勝タイムリーを放って2-1と勝ち越す。

 藤本英雄は3安打5四球7三振の完投で2勝目をあげたが、苦しいピッチングであった。


 大和7回の攻撃、一死後鈴木秀雄が四球で出塁、片山の二ゴロの間に鈴木は二進、杉江が四球を選んで二死一二塁、トップに返り木村孝平の三ゴロを捕球したサード小池繁雄は二走鈴木を封殺せんと三塁ベースに駆け込むがセーフ、このプレーに野選が記録されて二死満塁、続く苅田の当りも三ゴロ、この打球を捕球したサード小池は今度はしっかりと三塁ベースを踏んで二走杉江を三封して意地を見せた。


 ということで、この試合の見出しは「小池繁雄、意地の三封」とさせていただきます。


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