2010年9月25日土曜日

一騎討ち ⑦

 本日、アダム・ウェインライトも20勝に到達、ロイ・ハラデーとの一騎打ちは熾烈を極めてきました。両者の成績を比較すると、

ウェインライト  20勝11敗  防御率 2.42 奪三振 213 WHIP 1.05

ロイ・ハラデー 20勝10敗  防御率 2.53 奪三振 213 WHIP 1.07


 約半年間戦ってきてよくもまあこれだけ近似した数字を残せるものだと感心させられます。サイ・ヤング賞にふさわしい実績と経験を有した二人がこれほどの接戦を演じた事例は過去にありません。

 心情的にはウェインライトを応援していることは前にも述べたとおりですが(2006年終盤、カージナルス絶対的クローザー、ジェイソン・イズリンングハウゼンの離脱によりラルーサ監督はウェインライトをクローザーに抜擢してポストシーズンを乗りきり、1982年以来のワールドチャンピオンに輝きました。)、4月から本命説を唱えてきたロイ・ハラデーに取ってもらいたいのも当然のことです。

 スタッツで差がつかなければチームの成績が大きく影響するでしょう。フィラデルフィア・フィリーズは現在地上最強チームながら、今年はチェース・アトリーの長期離脱、ライアン・ハワードのDL入りがあり、長らくアトランタ・ブレーブスの後塵を拝してきましたが、両名が復帰後圧倒的強さを発揮してポストシーズンに進出します(そろそろワールドチャンピオン予想を始めますが、フィリーズ80%と見ています。)。
 一方、セントルイス・カージナルスはシンシナチ・レッズと激しい首位争いを続けてきましたがアルバート・プホルスに「試合を制する一撃」が見られずポストシーズン進出は不可能です。 

 両名ともあと2試合に登板すると思われますので成績に差がつくかもしれませんが、歴史に残る接戦の行方を見守りたいと思います。

 現時点での予想は、ロイ・ハラデー65%、ウェインライト30%、ウバルト・ヒメネス3%、ジョシュ・ジョンソン2%です。
 

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