2017年6月21日水曜日

18年 南海vs巨人 9回戦


9月20日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 23勝39敗1分 0.371 別所昭
1 0 0 0 0 1 0 0 X 2 巨人 41勝20敗2分 0.672 中村政美

勝利投手 中村政美 2勝4敗
敗戦投手 別所昭  14勝20敗

二塁打 (巨)中島

勝利打点 中村政美 1


中村政美、プロ入り初完封

 巨人は初回、先頭の呉昌征が四球で出塁すると二盗に成功、白石敏男も四球、小暮力三の三前バントが内野安打となって無死満塁、青田昇の当りはショートライナー、三走呉が還れずダブルプレー、中島治康が四球を選んで二死満塁、中村政美が押出し四球を選んで1点を先制する。

 巨人は6回、一死後呉が四球を選ぶと又も二盗に成功、更に三盗にも成功、キャッチャー荒木正からの三塁送球が悪送球となって呉が還り2-0とする。


 南海先発の別所昭は8回を完投したが9安打9四球の大乱調。


 巨人は18個の出塁を記録したが2得点で16残塁であった。


 巨人先発の中村政美は4安打2四球8三振の好投を見せてプロ入り初完封、2勝目をあげる。中村は昭和19年には野手としての出場が増え、戦前最後の本塁打を記録することとなるが戦死する。


 呉昌征が3個の盗塁を記録、呉は9月18日の阪急戦の5回に三盗に失敗して29個連続盗塁成功記録が途切れたが、そこから5個連続盗塁成功となっている。



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