2015年9月29日火曜日

17年 阪急vs南海 12回戦


10月4日 (日) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
1 0 0 0 0 1 0 0 0  0  2 阪急 41勝38敗4分 0.519 天保義夫 小田野柏
0 0 0 2 0 0 0 0 0 1X 3 南海 41勝41敗 0.500 川崎徳次 神田武夫

勝利投手 神田武夫 22勝15敗
敗戦投手 小田野柏   0勝1敗

二塁打 (南)猪子
三塁打 (急)山田

勝利打点 岩本義行 6

猛打賞 (急)フランク山田伝 3

ファインプレー賞 (急)高柳常治 1、黒田健吾 3


八木進、山田伝を2度刺す

 阪急は初回、一死後フランク山田伝が左中間に三塁打、上田藤夫がセンター右に先制タイムリーを放ち1-0とする。

 阪急は3回、先頭の天保義夫が右前打で出塁、天保が二盗を決めて無死二塁、トップに返り西村正夫は捕飛に倒れるが、山田が三前にバントヒットを決めて一死一三塁と追加点のチャンス、ここで山田が二盗を試みるがキャッチャー八木進からの送球にタッチアウト、ホームをうかがっていた三走天保のリードが大きく、ショート柳鶴震からサード長谷川善三に送球されて天保は三本間に挟まれタッチアウト、記録は「6-5-2-5」であった。

 南海は4回、先頭の岩本義行が四球から二盗に成功、岡村俊昭の一ゴロの間に岩本は三進、中野正雄がレフト線に同点タイムリーを放って1-1、阪急ベンチはここで先発の天保に代えて小田野柏をマウンドに送る。川崎徳次が四球を選んで一死一二塁、八木は三振に倒れて二死一二塁、長谷川が四球を選び二死満塁、トップに返り柳が押出し四球を選んで2-1と逆転する。続く猪子利男は遊飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪急は6回、一死後西村正夫が一塁に内野安打、山田の右前打で西村は三塁に進んで一死一三塁、上田の中犠飛で2-2と同点に追い付く。

 阪急は7回、一死後池田久之がストレートの四球で出塁、高柳常治が左前打を放って一死一二塁、南海ベンチはここで先発の川崎から神田武夫にスイッチ、小田野の遊ゴロで高柳は二封、トップに返り西村は中飛に倒れて無得点、南海の継投策が成功する。

 この後、8回は南海、9回は阪急がスコアリングポジションに走者を送るが両軍無得点のまま延長戦に突入。

 南海は10回裏、先頭の猪子が左中間に二塁打、国久松一の三塁内野安打で無死一三塁、岩本が左前にサヨナラ打を放ち接戦をものにする。


 阪急はこのところ昭和13年以来のマウンドとなる小田野柏を使っているが、本日は負け投手。


 南海のキャッチャー八木進がフランク山田伝の盗塁を2度刺して勝利に貢献した。今節の技能賞候補ですね。


 

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