2024年12月27日金曜日

22年 近畿vs東急 2回戦

5月15日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
3 0 0 0 0 2 0 0 0  0   0  5 近畿 11勝5敗 0.688 中谷信夫 
0 0 1 0 0 0 2 0 2  0  1X 6 東急 7勝9敗 0.438 白木義一郎

勝利投手 白木義一郎 3勝4敗 
敗戦投手 中谷信夫    3勝2敗

二塁打 (近)堀井、河西 (東)白木
本塁打 (東)鈴木圭一郎 1号、苅田久徳 1号

勝利打点(東)苅田久徳 1

猛打賞 (近)田川豊 1、山本一人 1


苅田がサヨナラホームラン

 後楽園の第1試合は中谷信夫と白木義一郎の先発で午後1時3分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 近畿は初回、先頭の安井亀和が四球で出塁、河西俊雄の遊ゴロをショート鈴木清一が失して無死一二塁、田川豊が三遊間に先制タイムリーを放ち1-0、山本一人監督も右前にタイムリーを放ち2-0、田川は三塁に進んで無死一三塁、一死後堀井数男の遊ゴロが野選を誘う間に三走田川が還ってこの回3点を先制する。

 東急は3回裏、先頭の白木の当りは二ゴロ、これをセカンド安井がエラー、清水喜一郎はストレートの四球で無死一二塁、トップに返り鈴木清一もストレートの四球と中谷のコントロールが乱れて無死満塁、一死後長持栄吉の右犠飛で1点返して1-3とする。

 近畿は6回表、一死後朝井昇が四球を選ぶと二盗に成功、安井が送って二死三塁、河西が左中間にタイムリー二塁打を放ち4-1、田川も中前にタイムリーで続いて5-1と突き放す。
 敗色濃厚の東急は7回裏、先頭の一言多十が四球を選んで出塁、ここで久々先発マスクの鈴木圭一郎がレフトスタンドにツーランを叩き込んで3-5と追い上げる。

 息を吹き返した東急は9回裏、先頭の鈴木圭一郎が四球を選んで出塁、白木のレフト線二塁打で無死二三塁、清水に代わる代打黒尾重明は四球で無死満塁、トップに返り鈴木清一のところで、この日ベンチスタートの苅田久徳監督が「代打オレ」を宣告して打席に立つと、3球目にキャッチャー筒井敬三が二塁に牽制、これが悪送球となる間に三走鈴木圭一郎が還って4-5と1点差、苅田は三振に倒れて一死二三塁、ここで横沢七郎がスクイズバントを決めて土壇場で5-5の同点に追い付く。

 延長11回裏、二死から苅田が中谷の152球目をレフトスタンドにサヨナラホームラン、劇的な幕切れとなった。

 白木義一郎は粘りのピッチングで11回を12安打5四球4三振で完投、3勝目をマークする。

 中谷信夫も10回3分の2を6安打7四球2死球8三振の完投であったが、最後は苅田の一発に泣いた。

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