2024年10月22日火曜日

21年 近畿vs阪急 3回戦

5月10日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 3 0 0 2 6 近畿 10勝4敗 0.714 丸山二三男 
0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 阪急 4勝10敗 0.286 天保義夫

勝利投手 丸山二三男 2勝1敗 
敗戦投手 天保義夫    1勝5敗

二塁打 (急)森田
本塁打 (近)河西俊雄 1号

勝利打点(近)飯田徳治 3

猛打賞 (近)河西俊雄 1、筒井敬三 1


河西が同点本塁打、飯田が決勝打

 後楽園の第2試合は丸山二三男と天保義夫の先発で午後3時13分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は2回裏、先頭の坂井豊司がピッチャー強襲ヒット、森田定雄のレフト線二塁打で無死二三塁、坂元義一がライト線に2点タイムリーを放ち2-0とリードする。

 近畿は5回表、一死後堀井数男が四球で出塁、二死後筒井敬三が中前打、朝井昇が中前にタイムリーを放ち1点返す。

 近畿は6回表、先頭の河西俊雄が左越えにホームランを叩き込んで2-2の同点、田川豊が四球から二盗、山本一人監督の三ゴロの間に田川は三進、飯田徳治が中前に勝越しタイムリーを放ち3-2、飯田が二盗を決め、堀井のセンターライナーで飯田がタッチアップから三進、丸山が中前にタイムリーを放ち4-2とする。

 近畿は9回表、先頭の安井亀和が中前打で出塁、河西の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、田川の投ゴロの間に二者進塁、二死後飯田が四球を選んで二死満塁、堀井が中前に2点タイムリーを放ち6-2と突き放す。

 丸山二三男は緩いカーブが冴えて7安打3四球2三振の完投、2勝目をマークする。

 飯田徳治は5月に入って3個目の勝利打点と勝負強さを見せている。

 この結果、昭和22年ペナントレースは首位大阪を0.5ゲーム差で中日が追い、更に0.5ゲーム差で近畿が続く展開となった。

2024年10月18日金曜日

22年 中日vs太陽 3回戦

5月10日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 0 0 3 0 0 0 7 中日 11勝4敗 0.733 久野勝美 服部受弘 
0 2 0 1 0 0 0 0 0 3 太陽   6勝8敗 0.429 池田善蔵 湯浅芳彰

勝利投手 服部受弘 4勝0敗 
敗戦投手 池田善蔵 2勝2敗

二塁打 (太)中谷、佐竹

勝利打点(中)金山次郎 2

猛打賞 (中)杉浦清 1


両軍合わせて8併殺

 第1試合は大阪が17得点であったが試合時間は1時間26分だったため第2試合も甲子園が先にスタート。

 久野勝美と池田善蔵の先発で午後3時6分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 太陽は初回、先頭の辻井弘が三塁にヒット、しかし荒川昇治の二ゴロが「4-6-3」と渡るゲッツー。

 初回に満塁のチャンスを逃した中日は2回表、先頭の三村勲が四球を選んで出塁、一死後久野も四球、トップに返り岩本章も四球を選んで一死満塁、金山次郎が中前にタイムリーを放ち1点を先制、再度の一死満塁で古川清蔵の初球ボールの時に三走久野が飛び出しておりキャッチャー伊勢川真澄からの送球にタッチアウト、走者がスクイズのサインと間違えたのか打者のサイン見逃しかは不明。古川は四球で二死満塁、小鶴誠が押出し四球を選んで2-0、杉浦清監督が中前に2点タイムリーを放ち4-0とする。

 太陽は2回裏、一死後中谷順次が右越えに二塁打、佐竹一雄の中前タイムリーで1-4、伊勢川真澄の右前打で一死一三塁、蔵本光夫の左犠飛で2-4とする。

 中日は3回表、先頭の三村がストレートの四球で出塁、ここでま8個の四球を与えた先発の池田から湯浅芳彰に交代、一死後久野に代わる代打井上嘉弘が中前打を放って一死一二塁、トップに返り岩本のショートライナーに二走三村が戻れずダブルプレー。

 中日は4回表、先頭の金山が四球で出塁、しかし古川の打席で三振ゲッツー。

 太陽は4回裏、先頭の中谷が中前打で出塁、佐竹の遊ゴロ併殺で中谷は二進、伊勢川の投ゴロで中谷は三進、蔵本の左前タイムリーで3-4と1点差に迫る。

 中日は6回表、一死後岩本が9球粘って四球で出塁、二死後古川の中前打で岩本は三進、送球の間に打者走者の古川も二塁に進み、小鶴は四球で二死満塁、杉浦の中前2点タイムリーで6-3、加藤正二の左前タイムリーで7-3と突き放す。

 3回から久野をリリーフした服部受弘が7イニングを1失点の好投で、無傷の4連勝を飾る。
 両軍合わせて8併殺。中日は5併殺であったが効率よく加点して快勝、首位大阪に食らいついている。