2024年12月22日日曜日

22年 金星vs阪急 2回戦

5月11日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 3 0 0 0 0 1 4 金星 5勝10敗 0.333 江田孝 
1 1 0 1 0 0 0 4 X 7 阪急 5勝10敗 0.333 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎 1勝1敗 
敗戦投手 江田孝    1勝6敗

二塁打 (急)下社、日比野、坂井

勝利打点(急)野口明 1


森弘太郎、今季初勝利

 第4節最終日、甲子園は本降りの雨のため中止となった。

 後楽園の第1試合は江田孝と森弘太郎の先発で午後零時45分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 江田と森は阪急で同僚だった1941年8月2日、二人の継投でノーヒットノーランを記録した仲である。

 阪急は初回、一死後上田藤夫が四球で出塁、青田昇の中前打で上田は三進、野口明のセンターライナーが犠飛となって1点を先制する。

 阪急は2回裏、先頭の下社邦男が左中間に二塁打、日比野武も左中間に連続二塁打を放ち2-0とする。

 金星は4回表、先頭の坪内道則監督の当りは遊ゴロ、これをショート田中幸男がエラー、西沢道夫はストレートの四球、清原初男の三前バントが内野安打となって無死満塁、小前博文の一ゴロの間に三走坪内が還って1-2、一死二三塁からパスボールで三走西沢が還って2-2の同点、辻勇夫の左前タイムリーで3-2と逆転する。

 阪急は4回裏、一死後日比野がストレートの四球で出塁、二死後山田伝の一ゴロをファースト西沢がエラー、トップに返り田中の中前打で二死満塁、上田が押出し四球を選んで3-3の同点に追い付く。

 5回から東京でも雨が降り出し、18,005人の観客は雨中での観戦となった。

 阪急は8回裏、先頭の森が四球を選んで出塁、坂元義一の送りバントはピッチャーへの小飛球となって失敗、トップに返り田中が中前打、上田の遊ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、青田は敬遠気味に歩かされて二死満塁、ここで野口明が右前に2点タイムリーを放ち5-3と勝越し、坂井豊司がレフト線に2点タイムリーを放ち7-4と突き放す。

 金星は最終回、先頭の小前が左前打、辻に代わる代打内藤幸三も左前に流し打って無死一二塁、一死後坂本勲に代わる代打重松通雄が中前にタイムリーを放ち4-7とする粘りを見せたがここまで。

 森弘太郎は完投で今季初勝利を飾る。森は戦前に90勝をマーク、戦後はこれで3勝目となる。


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