2024年12月28日土曜日

22年 巨人vs太陽 2回戦

5月15日 (木) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 2 0 1 5 巨人 5勝11敗 0.313 中尾輝三 
1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 太陽 6勝9敗 0.400 真田重蔵

勝利投手 中尾輝三 1勝3敗 
敗戦投手 真田重蔵 3勝3敗

二塁打 (巨)川上 

勝利打点(巨)内堀保 2


内堀保が逆転の決勝打

 甲子園の第2試合は中尾輝三と真田重蔵の先発で午後3時10分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 太陽は初回、先頭の辻井弘が中前打で出塁、荒川昇治の右前打で無死一三塁、藤井勇はストレートの四球で無死満塁、森下重好の二ゴロをセカンド千葉茂がベースを踏んで一塁転送、併殺の間に三走辻井が還って1点を先制する。

 巨人は4回表、一死後千葉が中前打で出塁、川上哲治はストレートの四球、二死後多田文久三も四球を選んで二死満塁、内堀保が中前に逆転の2点タイムリーを放ち試合をひっくり返す。

 巨人は7回表、先頭の内堀が左前打で出塁、中尾も左前に流し打ち、呉新亨が四球を選んで無死満塁、トップに返り古家武夫が左前に2点タイムリーを放ち4-1と突き放す。

 太陽は8回裏、先頭の辻井が四球を選んで出塁、荒川も中前打、藤井の三ゴロで荒川が二封されて一死一三塁、森下の左犠飛で1点返して2-4とする。

 巨人は9回表、一死後呉新亨が四球から二盗に成功、二死後山川喜作が左前にタイムリーを放ち5-2と再度突き放す。

 太陽は最終回、先頭の佐竹一雄の当りは三ゴロ、これをサード山川がエラー、続く伊勢川真澄が中前打、伊勢川に代走湯浅芳彰を起用、一死後真田の二ゴロをセカンド千葉がエラーして一死満塁、しかし最後は中尾が踏ん張り、辻井は三振、荒川は遊ゴロに倒れて巨人が逃げ切る。

 中尾輝三は7安打4四球4三振の完投で今季初勝利を飾る。

 千葉茂は初回に続いて4回の守備でも「4B-3」の併殺を決め、6回も「5-4-3」の併殺を成功させた。最終回にエラーはあったものの、苅田に衰えが見られる現在、二塁守備ではNo1の座に就いている。

 巨人は主力陣に調子が出ず低迷しているが、この日は内堀が逆転打、古家が追撃打、山川がダメ押し打と、伏兵陣の頑張りで久々の快勝であった。

0 件のコメント:

コメントを投稿