0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 5勝12敗 0.294 三富恒雄
0 0 0 0 0 1 0 3 X 4 太陽 7勝9敗 0.438 スタルヒン
敗戦投手 三富恒雄 1勝1敗
二塁打 (太)森下、辻井
三塁打 (太)辻井
勝利打点(太)荒川昇治 2
スタルヒン、戦後初完封
第5節2日目、甲子園の第1試合は三富恒雄とスタルヒンの先発で午後1時1分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
金星は3回表、先頭の三富が二遊間にヒット、坂本勲の送りバントが内野安打となって無死一二塁、トップに返り酒沢政夫の二ゴロで坂本が二封されて一死一三塁、酒沢が二盗を決めて一死二三塁、しかし大友一明は三振、坪内道則監督は7球ファウルで粘った末左飛に倒れて無得点。
太陽は5回裏、先頭の中谷順次が右前打で出塁、佐竹一雄も中前打、ダブルスチールを決め、伊勢川真澄は四球で無死満塁、しかしスタルヒンの遊ゴロをショート酒沢がホームに送球、キャッチャー辻勇夫が一塁に転送して「6-2-3」のゲッツー、松井信勝も右飛に倒れて無得点。
太陽は6回裏、先頭の辻井弘が左中間に三塁打、荒川昇治の右犠飛で1点を先制する。
太陽は8回裏、先頭のスタルヒンが中前打、松井も中前打を放って無死一二塁、辻井が左中間に二塁打を放ち二者生還して3-0、藤井勇の左犠飛で4-0とする。
スタルヒンは4安打無四球5三振で戦後初完封、2勝目をマークする。
太陽の得点は全て流し打ちによってもたらされた。辻井の三塁打と2点タイムリー二塁打は左中間への当り、荒川の犠飛は右方向、藤井の犠飛は左方向で、全ての得点は逆方向への当りから生まれた。
スタルヒンは戦前に62回の完封勝利を記録していた。本日の戦後初完封で通算63回目。最終的には83回まで記録を伸ばし、歴代第1位となる。2位は金田正一の82回である。金田に抜かれなかったので、永久に1位の座に就いているだろう。
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