2026年2月20日金曜日

22年 南海vs中日 12回戦

8月10日 (日) 徳島西ノ丸

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 36勝31敗3分 0.537 服部受弘 
0 0 0 0 0 0 2 0 X 2 中日 41勝24敗1分 0.631 別所昭

勝利投手 服部受弘 11勝3敗 
敗戦投手 別所昭    18勝12敗

二塁打 (南)安井
本塁打 (中)小鶴誠 7号

勝利打点(中)小鶴誠 8


小鶴が決勝ツーラン

 徳島西ノ丸の第2試合は別所昭と服部受弘の先発で午後零時4分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 西宮の第1試合の開始時間は午後1時半を予定しているので、実況中継は第1試合に続いて徳島西ノ丸が先になる。

 先発両投手の好投で、南海は6回まで3安打無得点、中日は1安打無得点。

 南海は7回表、先頭の朝井昇が左前打で出塁、別所の三ゴロをサード三村勲が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死一二塁、坂田清春の投前送りバントを服部が三塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死満塁、小林悟楼は初球をスクイズ、しかしキャッチャーへの小飛球となり上林繁次郎が捕球すると三塁に送球、スタートを切っていた三走朝井は戻れずダブルプレー、二死一二塁となってトップに返り安井亀和は中前打、二走別所は三塁を回ってホームに突っ込むがセンター杉江文二からの好返球にタッチアウト、無得点に終わる。

 中日は7回裏、二死後加藤正二が二遊間にヒット、ここで小鶴誠がライトスタンドにツーランホームランを叩き込んで2-0とリードする。

 南海は8回、9回とヒットが出るが無得点。

 服部受弘は7安打1四球5三振で今季2度目の完封、11勝目をマークする。

 中日は前日の清水秀雄に続いて徳島西ノ丸で2試合連続完封勝利となった。

 小鶴誠は7回に決勝本塁打を放つと8回の守備から笠石徳五郎と交代した。小鶴は欠場や途中交代も多い。実際の数字で確認すると、昭和21年は96試合で427打席、今季は114試合で432打席、急映に移籍する昭和23年は113試合で483打席なので、当ブログが嘘を言っているのではないことが分かる。体調が万全でないのか、中日のお家騒動の影響なのか、何らかの原因があるようだ。

2026年2月14日土曜日

22年 太陽vs金星 11回戦

8月10日 (日) 徳島西ノ丸

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 2 3 0 0 0 0 2 8 太陽 28勝39敗3分 0.418 真田重蔵
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 金星 25勝42敗1分 0.373 重松通雄 内藤幸三

勝利投手 真田重蔵 11勝12敗 
敗戦投手 重松通雄   9勝8敗

二塁打 (太)辻井、伊勢川2 (金)大友

勝利打点 なし

猛打賞 (太)森下重好 4、中谷順次 3 (金)坪内道則 9


太陽打線、16安打の猛攻

 第17節4日目、徳島西ノ丸の第1試合は真田重蔵と重松通雄の先発で午前10時3分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 試合開始が午前10時となった理由は明らかではないが、帰りの船の時間に合わせたのだろう。

 この試合の審判団は球審が国友、塁審が円城寺と西垣という若手で構成された。地方遠征は若手が担当している。

 太陽は初回、一死後藤井勇が四球を選んで出塁、二死後中谷順次の左前打で藤井が三塁まで進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、キャッチャー清原初男からの送球をショート酒沢政夫がホームに送球するが悪送球、藤井が還って1点を先制、タイミングはアウトだったので藤井に本盗は記録されていないが、二塁セーフの中谷には盗塁が記録された。

 太陽は3回表、先頭の辻井弘が右中間に二塁打、藤井の右前打で無死一三塁、森下重好の二ゴロの間に三走辻井が還って2-0、中谷の三塁内野安打で一死一三塁、ここで再びダブルスチールを敢行、今度は酒沢が藤井の本盗を刺して二死二塁、伊勢川真澄が右越えにタイムリー二塁打を放ち3-0とする。

 太陽は4回表、先頭の佐竹一雄が右前打で出塁、真田の投ゴロをピッチャー重松がエラー、松井信勝の一塁内野安打で無死満塁、トップに返り辻井の右前2点タイムリーで5-0として無死一三、金星ベンチはここで重松から内藤幸三にスイッチ、藤井の左犠飛で6-0と大きくリードする。

 藤井勇は今季3本目の犠牲フライであったが全てレフトに流し打った打球。3回の無死二塁では走者を進めるための引っ張ったゴロで一二塁間を抜ける右前打、走者三塁の場面では無理せず流して確実に犠牲フライを狙う。戦前戦後期における最高の好打者らしいバッティングである。

 太陽は9回表、一死後森下が左前打で出塁、中谷も左前打で続き、伊勢川の右中間タイムリー二塁打で7-0、荒川昇治の左前タイムリーで8-0とダメ押す。

 金星は最終回、先頭の酒沢がストレートの四球で出塁、大友一明の右中間二塁打で無死二三塁、坪内道則の三塁タイムリー内野安打で1点返し、西沢道夫の左前タイムリーで2点目、清原の左前打で無死満塁、しかし小前博文の三ゴロは「5-4-3」と渡ってゲッツー、この間に三走坪内が還って3点を返したが反撃もここまで。

 真田重蔵は最終回は少し気を抜いたようだが、8安打1四球3三振の完投で11勝目をマークする。

 太陽は森下と中谷が猛打賞で16安打。1番から六番まで全員マルチヒットであった。

 太陽初回の攻撃で、三番森下重好のセンターフライは太陽に入ったがセンター坪内道則が好捕。8月の太陽はほぼ真上に来るが、この日は午前10時3分試合開始とあって真夏の試合にしては太陽の位置が低かったため打球と重なったようだが、坪内が名人芸を見せた。

 好調真田重蔵はこれで4連勝。その間に2度の延長12回引分けと今季初セーブも挟んでいる。真田は7月11日まで休み無しに投げ続けて7勝12敗と調子が上がらなかったが、2週間休んで7月26日の金星戦から4連勝となった。怪我のためではなく短期キャンプを張って立て直したようだ。

2026年2月5日木曜日

22年 阪急vs大阪 11回戦

8月9日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 阪急 34勝37敗2分 0.479 天保義夫 今西錬太郎 
1 0 0 0 0 2 0 1 X 4 大阪 47勝22敗3分 0.681 若林忠志

勝利投手 若林忠志 14勝8敗 
敗戦投手 天保義夫   5勝11敗

二塁打 (大)藤村、呉2
三塁打 (急)下社

勝利打点 なし

猛打賞 (急)上田藤夫(4安打)3


若林、粘りのピッチング

 西宮の第2試合は天保義夫と若林忠志の先発で午後3時3分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、先頭の呉昌征が3球ファウルで粘って四球を選んで出塁、二死後藤村富美男の打席で初球に呉が二盗を決め、藤村の右中間タイムリー二塁打で1点を先制する。

 阪急は6回表、先頭の青田昇が左前打で出塁、一死後青田が二盗に成功、二死後日比野武が中前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付き、バックホームの間に打者走者の日比野は鈍足ながら二塁に進む好走塁を見せ、下社邦男が中越えに逆転のタイムリー三塁打を放ち2-1と試合をひっくり返す。

 大阪は6回裏、先頭の金田正泰の当りは三ゴロ、これをサード荒木茂が一塁に悪送球、藤村の右飛で一走金田がタッチアップから二塁を陥れる好走塁を見せ、土井垣武がレフトスタンドに逆転ツーランを叩き込んで3-2とリードする。

 阪急は8回表、先頭の野口明が右前打で出塁、坂元義一の投ゴロでランナーが入れ替わり、坂元に代えて代走に山田伝を起用、日比野の一塁内野安打で山田は三塁に進んで一死一三塁、下社の左前タイムリーで3-3の同点に追い付く。

 大阪は8回裏、先頭の藤村が二遊間にヒット、続く土井垣のカウントがツーボールツーストライクの時に天保がボークを犯して無死二塁、阪急ベンチはここで天保に代えて今西錬太郎をリリーフに送り、土井垣は今西のシュートに詰まって緩い遊ゴロ、二走藤村は当りが打球が遅いと見て三塁に走り、ショート上田藤夫からの三塁送球はタイミングはアウトであったがサード安井鍵太郎が後逸、藤村がホームに生還して4-3と再度リードする。

 若林忠志は12安打を許しながらも1四球1死球2三振で完投、粘りのピッチングで14勝目をマークする。

 大阪は、7月11日の時点では37勝13敗1分で勝率7割4分であったが、その後は10勝9敗2分で勝ち越してはいるものの足踏み状態が続いている。原因はダイナマイト打線が不発であることに尽きるが、若林が粘りのピッチングで何とか踏ん張った。一般には昭和22年の大阪は圧勝で優勝したということになっているが、内実はそんな簡単な話ではないのである。