2025年5月2日金曜日

22年 中日vs金星 6回戦

6月19日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 25勝10敗 0.714 服部受弘 星田次郎 浜崎忠治 
0 0 1 0 2 2 0 1 X 6 金星 16勝20敗1分 0.444 重松通雄

勝利投手 重松通雄 6勝2敗 
敗戦投手 服部受弘 7勝1敗

二塁打 (中)加藤 (金)重松、坪内
三塁打 (金)清原
本塁打 (金)西沢道夫 4号

勝利打点(金)清原初男 2


重松通雄、今季3度目の完封

 第10節初日、後楽園の第1試合は服部受弘と重松通雄の先発で午後1時9分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は3回裏、先頭の坂本勲がレフト線にヒット、トップに返り坪内道則監督の投ゴロの間に坂本は二進、酒沢政夫の二ゴロの間に坂本は三進、清原初男が左中間にタイムリー三塁打を放ち1点を先制する。

 金星は4回裏、先頭の小前博文の遊ゴロをショート杉浦清が一塁に悪送球、ここは続く大友一明の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。

 金星は5回裏、先頭の辻勇夫の当りは遊ゴロ、これをショート杉浦がエラー、坂元が送りバントを決め、トップに返り坪内の中前タイムリーで2-0、酒沢の右前打で一走坪内は三塁に向かいうがライト加藤正二からの返球にタッチアウト、この間に打者走者の酒沢は二塁に進み、清原の左前タイムリーで3-0、打者走者の清原は二塁を狙うがレフト笠石徳五郎はバックホームせず二塁に送球してタッチアウト。

 現在ではこのケースは打者走者が犠牲になって二塁走者の本塁生還を助ける走塁はセオリーとなっているが、この当時そういう発想があったかは不明。いずれにせよ金星の積極的走塁が目に付く。

 金星は6回裏、先頭の西沢道夫がライナーでレフトスタンドに突き刺さる第4号を放ち4-0、中日ベンチはここで先発の服部から星田次郎にスイッチ、一死後大友が中前打で出塁、重松の遊ゴロをショート杉浦が二塁に悪送球、辻はストレートの四球で一死満塁、坂本もストレートの押出し四球で5-0とする。

 中日ベンチは7回から浜崎忠治を三番手としてマウンドに上げる。

 金星は8回裏、先頭の大友が左前打で出塁するとワイルドピッチで二進、重松は四球で歩き、二死後坪内のタイムリー二塁打で6-0と突き放す。

 重松通雄は初回から4回までスコアリングポジションに走者を背負う苦しいピッチングが続いたが粘り強く無失点で切り抜け、後半は尻上がりに調子を上げて4安打2四球1死球2三振で強竜打線を完封、6勝目をマークする。

 中日は杉浦監督の3失策が痛かった。

 金星は積極走塁が功を奏して着々と加点、首位争いを続ける中日に快勝した。

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