昭和17年4月18日、甲子園球場の第二試合阪神vs名古屋2回戦は午後2時44分、杉村正一郎主審の右手が上がりプレイボール。
阪神は初回、名古屋先発の松尾幸造から先頭の塚本博睦が右翼線にヒット、松尾五郎が投前に送りバントを決めて一死二塁、カイザー田中義雄が三前にセーフティバントを決めて一死一三塁、土井垣武は浅い左飛に倒れて二死一三塁、五番玉置玉一の打席で一走田中が二盗を決めて二死二三塁、ここでけたたましくサイレンが鳴った。空襲警報であった。
このまま試合は中止、しばらく混乱が続くこととなる。
*空襲警報による中止を伝える貴重なスコアカード。
*「雑記」欄には「試合開始4分にして空襲警報発令され直後に試合を停止、そのまま中止す。」と書かれています。これは貴重な昭和史ですね。
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