2025年7月13日日曜日

22年 大阪vs中日 8回戦

7月10日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 2 0 0 0 0 0 0 3 大阪 36勝13敗1分 0.735 若林忠志 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 31勝16敗1分 0.660 藤本英雄

勝利投手 若林忠志 11勝5敗 
敗戦投手 藤本英雄 13勝8敗

勝利打点(大)本堂保次 3


恐竜打線沈黙

 西宮の第2試合は首位大坂と3ゲーム差で追う中日による首位攻防戦。中日としてはこれ以上離されたくない前半戦の天王山となる。

 若林忠志と藤本英雄の先発で午後3時23分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は2回表、先頭の藤村富美男が右前打で出塁、土井垣武の右前打で無死一三塁、本堂保次の二ゴロで土井垣が二封される間に三走藤村が還って1点を先制する。強打のダイナマイト打線が藤本を右打ちで攻略した。

 大阪は3回表、先頭の呉昌征が右前打で出塁、金田正泰も右前打で続いて無死一二塁、キャッチャー藤原鉄之助からの二塁牽制が悪送球となって二者進塁、一死後藤村の投ゴロの間に三走呉昌征が還って2-0、土井垣の一塁線タイムリーで3-0とする。この回は一二番の左打者が引っ張ってチャンスを作った。

 若林忠志は5安打無四球3三振の芸術的なピッチングで今季4度目の完封、11勝目をマークする。

 恐竜打線は36イニング連続無得点と失速してきた。

 6月14日を最後に切り込み隊長岩本章が戦列を離れてから得点力が落ちている。笠石徳五郎と杉江文二がトップに入って頑張ってはいるが、杉浦清監督も頭が痛いところで自ら二番に入ったり打線組み換えに苦心している。この日はベテラン山本尚敏を二番に入れた。

 主砲小鶴誠も休みがちで、四番には代役として大沢清を入れて何とかカバーしているが徐々に大阪に離されて4ゲーム差となった。

 岩本と小鶴はオフの赤嶺旋風で退団することになる。お家騒動の兆候は既に芽生えていると見てよいであろう。当ブログはスコアカードを見ながら分析することができる。読者の方々も、「日本プロ野球私的統計研究会」様の「スタメンアーカイブ」を見ながら恐竜打線の変遷を分析してみると、より現実感が湧いてくるのではないか。

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