2025年4月22日火曜日

22年 大阪vs南海 5回戦

6月13日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 3 0 0 0 5 大阪 26勝8敗   0.765 梶岡忠義
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 18勝16敗 0.529 別所昭 松川博爾

勝利投手 梶岡忠義 8勝2敗 
敗戦投手 別所昭    9勝7敗

二塁打 (大)金田、本堂、玉置

勝利打点 なし

猛打賞 (大)本堂保次 2 


梶岡忠義、エースの風格

 西宮の第2試合は梶岡忠義と別所昭の先発で午後3時20分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、一死後金田正泰がセンター左奥に二塁打、富樫淳の中前タイムリーで1点を先制する。

 南海は2回裏、先頭の山本一人監督が四球を選んで出塁、一死後岡村俊昭が三遊間を破り、レフト金田が後逸する間に一走山本が一気にホームに還って1-1の同点に追い付く。

 大阪は5回表、先頭の本堂保次が左前打で出塁、玉置玉一も三遊間にヒットで続いて無死一二塁、長谷川善三の投ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、梶岡の遊ゴロで三走本堂がホームに突っ込み、ショート朝井昇からの本塁送球はタイミングはアウトであったが悪送球となって本堂が生還、2-1と勝ち越す。

 大阪は6回表、一死後藤村富美男がストレートの四球で出塁、土井垣武の一塁戦ヒットで一死一二塁、別所からの二塁牽制に二走藤村が飛び出して二三塁間に挟まれ「1-4-5」でタッチアウト、一走土井垣も二塁に走り、サード山本がセカンド安井亀和に送球するが悪送球となって土井垣は三塁に進み、本堂がレフト線にタイムリー二塁打を放ち3-1、玉置も右中間にタイムリー二塁打で続いて4-1、長谷川は四球、梶岡が左前にタイムリーを放ち5-1とリードを広げる。

 梶岡忠義は3安打1四球無三振、自責点ゼロの完投で8勝目をマークする。

 別所は二桁勝利を目前にして3連敗。別所で勝てなくなった南海は優勝争いから大きく後退し、最大7つあった貯金も2つに減らした。

 ルーキーの梶岡は戦前にも阪神入団の話があったが学徒出陣のため断念していた。戦争から帰還して今季大阪に入団、既にエースの風格である。

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