0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 巨人 14勝20敗 0.412 川崎徳次
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 23勝9敗 0.719 星田次郎 服部受弘
勝利投手 川崎徳次 5勝5敗
敗戦投手 星田次郎 2勝1敗
二塁打 (巨)川上
勝利打点(巨)内堀保 3
川崎徳次、1安打完封
後楽園の第2試合は川崎徳次と星田次郎の先発で午後2時52分、島球審の右手が上がりプレイボール。
巨人は初回、二死後千葉茂がツーストライクナッシングから粘って四球で出塁、川上哲治の中前打で二死一二塁、小松原博喜が二塁に内野安打、二走千葉は三塁からホームに向かうがセカンド金山次郎からの送球で三本間に挟まれタッチアウト。
巨人は4回表、先頭の川上がレフト線に二塁打、小松原の右邪飛で二走川上はタッチアップから三塁に進み、平山菊二はストレートの四球で一死一三塁、内堀保の右犠飛で1点を先制する。
巨人先発の川崎は初回から快調なピッチングを続け7回まで2四球無安打で中日打線を無得点に抑える。
中日は8回裏、先頭の加藤正二がチーム3個目の四球を選んで出塁すると代走に岩本章を起用、三村勲に代わる代打大沢清が4球ファウルで粘って中前にチーム初ヒット、無死一二塁とこの試合初のチャンスを作るが、藤原鉄之助に代わる代打藤本英雄は三振、5回からリリーフ登板している服部受弘も三振、トップに返り金山に代わる代打清水秀雄は一邪飛に倒れて無得点。
強打を誇る3人の投手もこの日の川崎には封じ込まれた。
川崎徳次は強竜打線を1安打に抑えて3四球8三振の力投で8日の南海戦に続いて2試合連続完封、5勝目をマークする。
川崎の自伝とも言える「戦争と野球」によると、「戦前、軍隊入りするまでは本格的なオーバースロー投手」であったが、軍隊から帰ってからはスリークウォーター気味に投げるようになったとのことで、「サイド気味の投法がそれまでにないシュートのキレを生んだ。そのシュートが、微妙な落ち方をみせるシンカーを生んだ。」と語っている。
シンカーを習得した川崎は、低迷する巨人の救世主となっていく。
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