6月21日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 阪急 21勝17敗2分 0.553 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神 21勝18敗1分 0.538 御園生崇男 若林忠志
勝利投手 森弘太郎 10勝6敗
敗戦投手 御園生崇男 3勝3敗
二塁打 (神)玉置
勝利打点 中島喬 1
森弘太郎、延長12回を完封
やや風があるが好天気となった日曜日の西宮球場には7,000人の観客が集まった。2,000人前後が多い当時では大入であったが、阪急vs阪神戦は見応えのある一戦となって詰めかけた観客を唸らせた。
阪神は初回、先頭の金田正泰の二ゴロをセカンド上田藤夫がエラー、野口昇が送って一死二塁、松本貞一はストレートの四球を選んで一死一二塁、土井垣武の二ゴロは「4-6-3」と転送されるが一塁はセーフ、これを見て三塁に達していた二走金田が快足を飛ばしてホームに向かうがファースト森田定雄からのバックホームにタッチアウト、「4-6-3-2」のダブルプレーが完成した。
阪神は2回、先頭の藤井勇の一ゴロはピッチャー森弘太郎が一塁ベースカバーに入って「3-1A」でワンアウト、続く御園生崇男の一ゴロもファースト森田が一塁ベースカバーの森にトスするがこんどは森が落球、一死一塁となるがカイザー田中義雄の二ゴロが「4-6-3」と転送されてダブルプレー。
阪急は6回まで毎回塁上を賑わすが10残塁の拙攻で得点ならず。
阪神先発の御園生は6回まで3四球であったが、8回に1四球、ここは併殺で切り抜けたが9回は二死後上田、黒田健吾、山下好一に3連続四球を与えて二死満塁、しかし強打の森田を遊ゴロに打ち取りここまで無失点。但し終盤になってコントロールが乱れてきた。ここがこの試合を決定付けた伏線となります。
御園生は10回、11回を三者凡退に抑えるが12回、先頭の黒田にストレートの四球を与えると阪神は若林忠志監督が自らマウンドに向かった。ところが続く山下好一も四球、森田が一塁線に送りバントを決めて一死二三塁、ここで中島喬が中前に決勝の2点タイムリーを放って2-0とする。
阪急先発の森弘太郎12回を投ぬき5安打2四球2三振で今季2度目の完封、10勝目をあげる。
若林監督としては御園生のコントロールが終盤怪しくなっていたので次に四球を出したら自分が交代しようと準備をしていたが、御園生が10回、11回と三者凡退に抑えて復調してきたので準備を緩めていたのではないか。12回に先頭の黒田をストレートの四球で歩かせたところで若林がマウンドに上がったが、肩は十分に温まっていなかったのかもしれない。
*森弘太郎は延長12回を5安打完封。
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