3 3 3 0 2 0 0 1 5 17 大阪 35勝13敗1分 0.729 野崎泰一 渡辺誠太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 18勝31敗1分 0.367 内藤幸三 門馬祐 西沢道夫 秋枝寿一郎
勝利投手 野崎泰一 1勝2敗
敗戦投手 内藤幸三 4勝7敗
セーブ 渡辺誠太郎 1
二塁打 (大)長谷川 3、金田 (金)清原、秋枝
勝利打点(大)土井垣武 6
猛打賞 (大)呉昌征 5、金田正泰 4、長谷川善三(5安打)1 (金)清原初男 5
長谷川善三、5安打二塁打3本
第12節最終日最終戦、西宮の第2試合は野崎泰一と内藤幸三の先発で午後3時41分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、先頭の塚本博睦が右前打で口火を切り、呉昌征は左前打、金田正泰も右前打で続いて無死満塁、一死後土井垣武の右前2点タイムリーで2-0、一死一三塁から本堂保次の遊ゴロの間に三走金田が還って3点を先制する。
大阪は2回表、先頭の長谷川善三がレフト線に二塁打、野崎が送りバントを決めて一死三塁、トップに返り塚本の中犠飛で4-0、呉昌征は四球から二盗に成功、金田が右越えにタイムリー二塁打を放ち5-0、藤村富美男の中前タイムリーでこの回3点追加、6-0とする。
金星は3回から先発の内藤に代えて門馬祐をマウンドに送る。
大阪は3回表、先頭の本堂が左前打で出塁、山口政信は中前打、長谷川も中前打を放って無死満塁、野崎が押出し四球を選んで7-0、トップに返り塚本の中前タイムリーで8-0、金星ベンチはここで門馬を下げてファーストの西沢道夫を三番手のマウンドに送り、一死後金田の右前タイムリーでこの回も3点追加、9-0とする。
大阪は5回表、先頭の塚本が四球から二盗に成功、呉昌征の三遊間ヒットで無死一三塁、金田は四球を選んでこの試合三度目の無死満塁、藤村の遊ゴロで金田が二封される間に三走塚本に続いて二走呉もホームに還る好走塁を見せて2点を追加、11-0とする。藤村には2打点が記録された。
大阪は勝利投手の権利を得た先発の野崎を5回で下げて、6回から渡辺誠太郎がマウンドに上がる。同時にキャッチャーも土井垣から小林英一に交代。
金星は8回から西沢をファーストに戻して秋枝寿一郎がプロ入り初登板のマウンドに上がる。
大阪は8回表、一死後山口がストレートの四球で出塁、長谷川の中前打で無死一二塁、ここで初登板の秋枝がボークを犯して無死二三塁、渡辺の遊ゴロの間に三走山口が還って12-0とする。
大阪は9回表、一死後金田が四球で出塁、藤村は左前打、小林の二ゴロをセカンド大友一明が失して一死満塁、本堂は押出し四球、山口も押出し四球を選んで14-0、長谷川が左中間に走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ちこの回5点を追加、17-0とする。
金星は9回裏、先頭の秋枝がプロ入り初打席で左中間に二塁打、二死後トップに返り中村信一に代わる代打山本秀男が中前打、大友は四球を選んで二死満塁と最後の反撃を試みるが、坪内道則監督が左飛に倒れて試合終了。
ダイナマイト打線は19安打で17得点、二塁打4本でシングルヒット13本を連ねた。4本の二塁打のうち、3本を打ったのがダイナマイト打線では唯一打力が弱いとされる長谷川善三であった。長谷川は5安打を放って打率を1割6分2厘から1割9分7厘に引き上げた。
大敗の金星では清原初男が猛打賞を記録して一人気を吐いた。
台湾実業出身の秋枝寿一郎がプロ入り初出場。ピッチングではボークを犯したが、バッティングでは初打席で二塁打を放った。秋枝のプロでの活動は今季だけとなる。
西沢道夫が5イニングを投げた。戦前の投手時代には20勝とノーヒットノーランを記録した西沢は、昨年ゴールドスターに移籍後打者転向してからは1試合だけ登板、この日の投球がプロでの最後のマウンドになった。
2025年現在、ロサンジェルス・ドジャースでは大差で負けている試合で野手のキケ・ヘルナンデスがマウンドに上がっている。1947年でも2025年でもやっていることは何も変わらない。
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