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2025年4月29日火曜日

22年 太陽vs南海 5回戦

6月16日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0  0 太陽 13勝22敗1分 0.371 池田善蔵 
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  1X 1 南海 19勝16敗1分 0.543 別所昭

勝利投手 別所昭   10勝7敗 
敗戦投手 池田善蔵 4勝5敗

二塁打 (太)森下 (南)朝井

勝利打点(南)田川豊 4


安井の2盗塁がサヨナラを呼ぶ

 15日の日曜日は全国的に梅雨空で東西とも試合中止。昭和22年に入ってプロ野球人気はうなぎ登りで、先週の日曜日は後楽園が2万9千人、甲子園が1万9千人の観客を集めていただけに興行的には恨みの雨となった。東京は昨日の16.5㍉に続いて本日も15.6㍉の雨を観測、二日連続中止となった。西宮も早朝は雨が残っていたが晴れ上がり予定どおり2試合が行われた。

 第9節最終日、西宮の第1試合は池田善蔵と別所昭の先発で午後1時33分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 別所は走者を出しながら粘りのピッチングで、7回と9回は二死満塁のピンチを凌いで無失点。

 池田は別所を上回る投球で9回まで2安打無失点。

 太陽は10回表、先頭の荒川昇治がストレートの四球で出塁、辻井弘が送りバントを決めて一死二塁、藤井勇の一邪飛でファースト飯田の体勢が悪いと見た二走荒川がタッチアップからスタートを切ったが、飯田が三塁に好送球を見せてタッチアウト。

 太陽は11回表、二死後森下重好がストレートの四球で出塁、伊勢川真澄の右前打で二死一三塁、ここで勝負のダブルスチールを仕掛けるが「2-4-2」の送球に三走森下はタッチアウト。

 南海は11回裏、一死後安井亀和が粘った末四球を選んで出塁、安井は二盗、三盗を決め、河西俊雄は四球を選んで一死一三塁、田川豊の三塁線スクイズバントがサヨナラタイムリー内野安打となって南海が競り勝つ。

 別所昭は6安打6四球5三振で今季4度目の完封、10勝目をマークする。別所の完封勝利は5月4日金星戦以来となる。

 池田善蔵は10回3分の1を3安打に抑えながら無念の敗戦となった。

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