0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 3 南海 21勝19敗1分 0.525 丸山二三雄 中谷信夫
0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2X 4 太陽 16勝24敗1分 0.400 藤村隆男
勝利投手 藤村隆男 1勝1敗
敗戦投手 中谷信夫 4勝6敗
三塁打 (南)山本、中谷
本塁打 (太)伊勢川真澄 1号
勝利打点(太)藤井勇 3
猛打賞 (南)別所昭 2 (太)辻井弘 1、藤井勇 4
伊勢川が同点本塁打、藤井が逆転サヨナラ打
甲子園の第2試合は丸山二三雄と藤村隆男の先発で午後3時18分、金政球審の右手が上がりプレイボール。
5日間20試合の長丁場となった第10節フィナーレを飾る激闘となった。
南海は3回表、先頭の朝井昇の当りは遊ゴロ、これをショート平野徳松がエラー、トップに返り安井亀和が送りバントを決め、二死後三番ファーストの別所昭はストレートの四球で二死一二塁、ここで山本一人監督が右中間に2点タイムリー三塁打を放ち2-0とリードする。
南海先発の丸山は初回に一死満塁のピンチを無失点に抑え、2回以降も5回まで毎回安打を許しながら何とか無失点で切り抜ける粘りのピッチングを見せた。
太陽は6回裏、先頭の森下重好が四球で出塁、南海ベンチはここで丸山から中谷信夫にスイッチ、伊勢川真澄は中前打を放って無死一二塁、平野が送りバントを決めて一死二三塁と一打同点のチャンス、藤村の遊ゴロで三走森下がホームを突くがショート小林悟楼からの本塁送球にタッチアウト、トップに返り荒川昇治も中飛に倒れて無得点。
南海は8回表、一死後中谷信夫の当りはセンター頭上を越え、三塁に達した中谷はランニングホームランを狙ってホームに向かうが、太陽の中継プレーにタッチアウト。
太陽は8回裏、先頭の森下の当りは三ゴロ、これをサード山本がエラー、一死後伊勢川がレフトスタンドに起死回生の同点ツーラン、試合を振り出しに戻す。
南海は10回表、先頭の山本の当りは三ゴロ、これをサード中谷順次が一塁に悪送球、岡村俊昭の中前打で無死一二塁、小林が送りバントを決めて一死二三塁、しかし中谷信夫の打席で三走山本がキャッチャー伊勢川からの送球にタッチアウト、ここはサインの手違いがあったか、中谷は左飛に倒れて無得点。
南海は11回表、二死後安井が二遊間にヒット、安井が二盗を決め、河西俊雄は四球を選んで二死一二塁、別所の打席でキャッチャー伊勢川が一塁に牽制悪送球して二走安井は三進、別所が左前にタイムリーを放ち3-2と勝ち越す。
太陽は11回裏、先頭の平野が四球を選んで出塁、代走に松井信勝を起用、藤村の捕前のゴロをキャッチャー坂田清春が二塁に送球して松井は二封、記録は捕ゴロ、トップに返り荒川の遊ゴロをショート小林がエラー、一死一二塁から辻井弘の投ゴロで二者進塁して二死二三塁、ここで藤井勇が中前に逆転サヨナラ2点タイムリーを放ち激闘に終止符を打つ。
藤村隆男は11回を13安打6四球無三振完投して今季初勝利をあげる。165球の熱投であった。
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