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2024年6月1日土曜日

22年 巨人vs阪急 1回戦

5月8日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 巨人 4勝8敗 宮下信明
2 0 0 0 0 0 2 0 X 4 阪急 3勝9敗 今西錬太郎 多田文久三

勝利投手 今西錬太郎 2勝2敗 
敗戦投手 宮下信明     0勝2敗

本塁打 (急)青田昇 2号

勝利打点(急)上田藤夫 1


阪急、大技小技で巨人を倒す

 後楽園の第2試合は宮下信明と今西錬太郎の先発で午後3時5分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 甲子園の第2試合の開始時間は午後3時35分と後楽園とは大きく異なるが、これは、甲子園の第1試合で若林忠志が148球、一言多十が171球を要して試合時間が当時としては珍しく1時間48分もかかったためであった。

 阪急は初回、先頭の田中幸男が四球を選んで出塁、上田藤夫の二ゴロでランナーが入れ替わり、上田がワイルドピッチで二進、ここで青田昇がレフトスタンドに第2号先制ツーランを叩き込んで2点をリードする。

 巨人打線は今西のシュートにてこずり凡ゴロを重ねて6回まで無得点。

 宮下も2回以降立ち直り、阪急は6回までゼロ行進を続ける。

 巨人は7回表、一死後田中資昭が四球で出塁、トップに返り山川喜作も四球を選んで一死一二塁、古家武夫のレフト線タイムリーで1点返して1-2、平山菊二は左飛に倒れるが、川上哲治がライトに同点タイムリーを放ち2-2と追い付く。

 阪急は7回裏、先頭の今西が中前打で出塁、山田伝の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、トップに返り田中の三塁線バントも内野安打となって無死満塁、上田が押出し死球を受けて3-2と勝ち越し、巨人ベンチはここで先発の宮下から多田文久三にスイッチ、青田の遊ゴロで三走山田が本封されて一死満塁、続く野口明の投ゴロを多田が本塁に送球して三走田中はフォースアウト、キャッチャー内堀保がゲッツーを狙って一塁に転送するが悪送球となって二塁から上田が生還し4-2とリードする。

 今西錬太郎は8回、9回と巨人打線を三者凡退に抑え、9安打6四球3三振の完投で2勝目をマークする。

 阪急は青田の本塁打とバント攻勢の小技を織り交ぜて巨人に快勝。

 内野手出身の今西が2安打を放つ巧打を見せて決勝のホームを踏んだ。

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