2019年12月20日金曜日

21年 グレートリングvsタイガース 4回戦


6月2日 (日) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 2 0 2 0 0 0 1 5 グ軍 11勝9敗 0.550 丸山二三雄 
0 4 0 0 1 0 0 3 X 8 タ軍 11勝9敗 0.550 呉昌征 

勝利投手 呉昌征        4勝1敗
敗戦投手 丸山二三雄 4勝3敗 

二塁打 (グ)堀井 (タ)呉、長谷川、本堂
三塁打 (タ)本堂

勝利打点 (タ)藤村冨美男 1

猛打賞 (グ)岡村俊昭 1、堀井数男(4安打)1


呉昌征、オール完投で4勝目

 第1試合が2時間30分かかったため、西宮の第2試合は午後1時15分、杉村主審の右手が上がりプレイボール。この試合は杉村と金政の二氏審判。

 タ軍は渡辺誠太郎を五番ファーストに起用。渡辺は本職の投手ではここまで1勝5敗と冴えないが、打撃では35打数14安打で打率4割をマークしている。これまでも代打や一塁の守備で起用されてきたが、スタメン野手はこの試合が初めてで、いきなり五番に起用されることとなった。


 また、タ軍は土井垣を二番キャッチャーで起用。土井垣のスタメン二番はプロ入り初のこととなる(日本プロ野球私的統計研究会様「スタメンアーカイブ」参照)。


 グ軍は初回、二死後岡村が右前打で出塁するとワイルドピッチで二進、山本一人監督は四球を選んで二死一二塁、ここで岡村がディレード気味にスタートを切るがに三本間の挟殺プレーでタッチアウト。


 グ軍は2回、先頭の堀井数男が三遊間に内野安打、堀井は一塁ベースを蹴って強引に二塁を狙うが「6-4」と渡ってタッチアウト。


 タ軍は2回裏、先頭の藤村がストレートの四球で出塁、渡辺の三ゴロでランナーが入れ替わり、富樫淳もストレートの四球、小俣秀次は三振に倒れて二死一二塁、長谷川善三が右前に先制タイムリーを放ち1-0、呉昌征の左中間二塁打で2-0、トップに返り金田が右前に2点タイムリーを放ちこの回4点を先制する。


 グ軍は3回表、先頭の筒井敬三が左前打で出塁、トップに返り安井が送りバントを決め、河西が四球を選んで一死一二塁、岡村のライト線ヒットで一死満塁、山本は三飛に倒れるが、堀井がレフト線に2点タイムリー二塁打を放ち2-4と追い上げる。


 グ軍は5回表、先頭の安井が四球から二盗に成功、土井垣の悪送球もあって安井は三進、河西も四球を選び、岡村の二遊間タイムリーで3-4、山本の投ゴロで河西は二封されて一死一三塁、堀井が中前に同点タイムリーを放ち4-4と追い付く。なおも一死一三塁のチャンスが続き、木村勉のニゴロで三走山本がホームを狙うが三本間に挟まれタッチアウト、山本が時間を稼いだため二死二三塁とするが、丸山は三振に倒れて逆転はならず。


 タ軍は5回裏、一死後本堂が左中間を深々と破る三塁打、藤村が左前にタイムリーを放ち5-4と勝ち越す。


 タ軍は6回に長谷川、7回に本堂が先頭打者として二塁打を放つが、長谷川は呉の投ゴロに飛び出して三塁タッチアウト、本堂は丸山からの牽制に刺されてタッチアウトと走塁ミスが続いて無得点。


 タ軍は8回、先頭の小俣が四球を選んで出塁、長谷川が送りバントを決め、呉の三塁内野安打で一死一三塁、ここで呉がディレード気味にスタートを切るが「1-6-3」と渡ってタッチアウト、ここも走塁ミスでチャンスを潰したかに見えたが、金田は四球、土井垣も四球を選んで二死満塁、本堂の当りは遊ゴロ、これをショート宮崎仁郎がエラー、三走小俣に続いて二走金田も還って7-4、二死一二塁から藤村が右前にタイムリーを放ち8-4と突き放す。


 グ軍は9回表、安井と河西の連打で無死一二塁、岡村は一飛に倒れ、山本に代わる代打別所の遊ゴロで河西は二封されて二死一三塁、堀井がレフト線にこの日4本目のヒットを放ち5-8としてなお二死一二塁、しかしここで二走別所が呉の牽制に釣りだされて「1-6-5」と渡って試合終了。


 グ軍は10安打5打点9残塁、タ軍は11安打6打点9残塁と試合内容は互角であったが、グ軍は自慢の守備と走塁が乱れての敗戦となった。序盤の走塁ミスと、8回に宮崎の2点タイムリーエラーで決定的な追加点を与えたのが響いた。


 藤村冨美男は開幕から63打数24安打15打点と猛打を振るっているが、この試合が初の勝利打点。


 呉昌征は10安打6四球9三振で完投、4勝目をマークする。



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