2015年8月8日土曜日

17年 南海vs阪神 11回戦


9月12日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 2 0 0 0 0 4 南海 36勝35敗 0.507 川崎徳次
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪神 36勝33敗2分 0.522 御園生崇男 木下勇 玉置玉一 若林忠志

勝利投手 川崎徳次     11勝8敗
敗戦投手 御園生崇男 10勝10敗

三塁打 (神)藤井

勝利打点 (南)国久松一 2


川崎徳次、復帰戦を飾る

 南海は盲腸が癒えた川崎徳次が7月16日以来となる先発。

 阪神の先発マスクは戦場から戻った門前真佐人が昭和14年以来の登場。「地震・雷・火事・門前」が還ってきた。阪神は三番藤井勇、五番山口政信、六番門前真佐人、七番御園生崇男と帰還兵がズラリと並んだ。

 南海は初回、先頭の柳鶴震が左前打で出塁、猪子利男の遊ゴロは「6-4-3」と転送されるが、セカンド塚本博睦からの一塁送球が悪送球となって猪子は二塁に進み一死二塁、このもらったチャンスに国久松一が右前にタイムリーを放って1点を先制、国久が二盗を決めて再度一死二塁、岩本義行が左前にタイムリーを放って2-0とする。阪神は先発の御園生崇男から木下勇にスイッチ、岡村俊昭が右前打で続いて一死一二塁、中野正雄の三ゴロは「5-4」と渡ってフォースアウト、三塁に達した岩本がホームを狙うとセカンド塚本はバックホームして岩本はタッチアウト、「5-4-2」の変則ダブルプレーが記録された。

 阪神は2回、一死後山口政信が四球で出塁、門前の復帰初打席は左前打となって一死一二塁、しかし御園生は一ゴロ、野口昇は投ゴロに倒れて無得点。

 阪神は5回から玉置玉一がプロ入り初登板する。

 南海は5回表、一死後八木進が三塁に内野安打、トップに返り柳はストレートの四球、猪子もストレートの四球を選んで一死満塁、国久の遊ゴロで三走八木進は本封されて二死満塁、岩本の三塁内野安打が2点タイムリーとなって4-0と突き放す。

 阪神は6回、先頭の藤井が四球で出塁、土井垣武が三塁に内野安打、山口は三振に倒れて一死一二塁、4回に四球の門前の代走に起用されてセカンドに入っていた三輪裕章に代わる代打若林忠志が中前打を放って一死満塁、玉置は浅い右飛に倒れて二死満塁、野口が押出し四球を選んで1-4とする。

 阪神は終盤の反撃期に7回、8回と連続ゲッツー、南海が逃げ切った。


 川崎徳次は7安打6四球1死球5三振1失点で完投、7月13日以来となる11勝目をあげる。






*盲腸から復帰した川崎徳次は関東で11勝目。









*帰還兵がズラリと並んだ阪神打線。






 

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