2015年6月20日土曜日

17年 巨人vs大洋 10回戦


8月2日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  0 巨人 42勝18敗2分 0.700 広瀬習一
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  0 大洋 34勝23敗5分 0.596 三富恒雄

勝利打点 なし


広瀬-三富の投げ合い

 広瀬習一と三富恒雄による投げ合いは、いつ果つるとも知らぬ死闘となった。

 巨人は初回、一死後復帰してきた水原茂がストレートの四球で出塁、中島治康の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。2回、一死後楠安夫が右前打、伊藤健太郎は一邪飛に倒れるが呉波が四球を選んで二死一二塁、坂本茂は二ゴロに倒れて無得点。3回、先頭の広瀬が中前打で出塁するが後続なく無得点。4回、二死後伊藤が左前打で出塁すると二盗を試みるがキャッチャー野口明からの送球にタッチアウト。

 5回、6回と三者凡退の巨人は7回、一死後楠が四球で出塁すると二盗を試みるが、ここも野口明からの送球にタッチアウト、伊藤は左飛に倒れて無得点。

 大洋は初回、二死後野口二郎の遊ゴロをショート白石敏男が一塁に悪送球、野口明は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。2回、二死後三富がショートに内野安打、しかし山川喜作は三振に倒れて無得点。3回、一死後中村信一が四球で出塁するが後続が倒れて無得点。4回、一死後村松長太郎が中前に快打、浅岡三郎も中前にライナーのヒットを放って一死一二塁、しかし三富は二飛、山川は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 5回は三者凡退に終わった大洋は6回、一死後野口明の遊ゴロを又も白石が低投、野口は二塁に進むが村松の遊ゴロで野口が三塁に走り、「6-5」と送球されてタッチアウト、浅岡は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。7回、一死後山川喜作が中前打、織辺由三が四球を選んで一死一二塁、トップに返り中村の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。

 8回を三者凡退で終えた巨人は9回、先頭の白石が三前にセーフティバントを決めて出塁、水原が一塁線に送りバント、一走白石は二塁に進んで犠打が記録されたが水原は守備妨害でアウト、中島治康は二飛に倒れて二死二塁、川上哲治は敬遠で二死一二塁、楠は右飛に倒れてこの回も無得点。

 大洋は8回、9回と三者凡退に終わり延長戦に突入する。

 巨人は10回表、一死後呉がストレートの四球で出塁、坂本も4球ファウルで粘り四球、広瀬は右飛に倒れて二死一二塁、トップに返り白石の打球は一二塁間に飛ぶが一走坂本に当たって守備妨害でスリーアウトチェンジ、白石には内野安打が記録された。

 大洋は10回裏、先頭の山川の遊ゴロを白石がこの日3つ目の低投、織辺由が送って一死二塁とサヨナラのチャンスを迎えるが、トップに返り中村は二ゴロ、濃人渉は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 11回は両軍三者凡退。巨人は12回表、先頭の楠が中前打、伊藤が送って一死二塁、しかし呉は左飛、坂本に代わる代打林清一は三振に倒れてこの回も無得点。

 大洋の11回裏は三者凡退、延長12回引き分く。


 三富恒雄は12回を投げて6安打6四球4三振無失点、広瀬習一も12回を投げて4安打2四球9三振無失点であった。



*広瀬と三富の投げ合いは延長12回0対0の引分けに終わった。




 

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