2015年6月12日金曜日

17年 名古屋vs朝日 10回戦


7月30日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 1 0 0 0 0 0 3  4  名古屋 22勝39敗2分 0.361 河村章 森井茂
1 3 2 0 0 3 0 2 X 11 朝日    27勝32敗2分 0.458 林安夫

勝利投手 林安夫 16勝14敗
敗戦投手 河村章   5勝12敗

二塁打 (朝)岩田、大島、早川
三塁打 (朝)室脇
本塁打 (朝)岩田 1号

勝利打点 なし

猛打賞 (朝)坪内道則 4、林安夫 1


坪内道則と林安夫が猛打賞

 朝日は初回、先頭の坪内道則が中前打で出塁、室脇正信の三前バントは内野安打、サード芳賀直一の一塁送球が高く逸れて白球がファウルグラウンドを転々とする間に一走坪内が快足を飛ばしてホームを駆け抜け1点を先制する。

 朝日は2回、先頭の林安夫が中前にゴロで抜けるヒット、岩田次男の送りバントは投飛となって失敗、広田修三も一飛に倒れるが五味芳夫が四球を選んで二死一二塁、トップに返り坪内が中前にタイムリーを放って2-0、この打球をセンター桝嘉一が後逸する間に一走五味もホームに還り3-0、打者走者の坪内は三塁に進み、室脇の遊ゴロをショート木村進一が失して4-0とする。

 名古屋は3回、先頭の石丸藤吉が左前打で出塁、桝も左前打を放って無死一二塁、パスボールで石丸藤吉は三進、本田親喜の右犠飛で1-4とする。

 朝日は3回裏、先頭の浅原直人が四球で出塁、伊勢川真澄は中飛、林の二ゴロの間に浅原が二進して二死二塁、ここで岩田がセンターにランニングホームランを放ち6-1と大きくリードする。この当りはセンターへのライナーで「雑記」欄に「場内ホームラン」と書かれている。センターの前でイレギュラーバウンドしてフェンスまで抜けていった可能性が高い。

 朝日は6回、先頭の林が中前打で出塁、岩田がレフト線に二塁打を放って無死二三塁、広田は三振に倒れて一死二三塁、名古屋ベンチは先発の河村章から森井茂にスイッチ、五味は四球を選んで一死満塁、トップに返り坪内は一邪飛に倒れて二死満塁、ここで室脇が右中間に走者一掃の三塁打を放って9-1として試合を決める。

 朝日は8回、先頭の坪内が三塁に内野安打、7回から室脇に代わってレフトに入っている大島渡が左中間に二塁打を放って無死二三塁、鬼頭政一は三振に倒れるが、早川平一が右中間に二塁打を放って11-1と突き放す。

 名古屋は9回、先頭の本田が四球を選んで出塁、吉田猪佐喜の二ゴロをセカンド鬼頭がエラーして無死一二塁、古川の三遊間安打で本田が還り2-11、飯塚誠の左前打で無死満塁、森井は一飛に倒れて一死満塁、芳賀に代わる代打酒沢政夫の遊ゴロで一走飯塚が二封される間に三走吉田が還って3-11、更に守備側の隙を突いて三塁に達していた二走古川も生還して4-11とする。この回の3失点ではピッチャー林の自責点はゼロ。本田はエラーによる進塁が含まれ、吉田はエラーによる出塁、古川は守備側の隙を突いたもので何れも自責点にはならない。


 林安夫は7安打3四球1三振の完投で16勝目をあげる。4失点ではあったが自責点はゼロだった。林は20日の巨人戦8回に自責点を記録したが9回は無失点。21日の南海戦は3イニングで無失点、25日の名古屋戦と27日の大洋戦は2試合連続完封でこの日も自責点はゼロ。現在31イニングス連続自責点ゼロを継続中となった。


 21日の南海戦以降、朝日で林以外の投手が登板したのは24日の大洋戦と26日の名古屋戦で完投した福士勇だけである。福士は24日の大洋戦は8回を完投して5失点、26日の名古屋戦は9回を完投して3失点で2試合とも敗戦投手となっているが、何れも自責点はゼロであった。すなわち、朝日投手陣は21日の南海戦7回からこの日まで47イニングス連続自責点ゼロを継続中である。





 

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