2014年9月1日月曜日

17年 南海vs黒鷲 2回戦


4月1日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 4 0 7 南海 3勝1敗 0.750 石田光彦
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 黒鷲 1勝3敗 0.250 畑福俊英 石原繁三

勝利投手 石田光彦 2勝0敗
敗戦投手 畑福俊英 0勝2敗

二塁打 (南)猪子
本塁打 (南)猪子 1号、村上 1号 (黒)玉腰 1号

勝利打点 猪子利男 2


猪子デー

 南海は初回、一死後猪子利男がレフト線に二塁打、しかし北原昇は三邪飛、岩本義行も中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は3回、先頭の石田光彦が四球を選んで出塁、柳鶴震は右飛に倒れるが、トップに返り国久松一が左前打を放って一死一二塁、ここで猪子がレフトポール際にライナーでスリーランホームランを叩き込み3点を先制、この一発で黒鷲先発の畑福俊英はKO、石原繁三が登板して後続を抑える。

 黒鷲は4回、先頭の玉腰忠義がレフトスタンドにホームランを叩き込んで1-3とする。

 南海は4回から7回まで黒鷲二番手の石原に無安打に抑えられてきたが8回、先頭の国久が四球を選んで出塁、猪子が投前に送りバントを決めて一死二塁、北原が左前にタイムリーを放って4-1、岩本の三前セーフティバントが決まり、一走北原は一気に三塁に進んで一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて5-1、村上一治がレフトスタンドにツーランホームランを叩き込み7-1として試合を決める。


 石田光彦は玉腰に一発を喰らった以外は危なげないピッチング、7回と8回にヒットと四球で先頭打者を出したが何れも併殺で切り抜け、4安打3四球2三振1失点の完投で開幕2連勝を飾る。


 猪子利男は4打数2安打1得点3打点、二塁打1本、本塁打1本、3月29日のサヨナラ二塁打に続いて今季2個目の勝利打点を記録する活躍を見せた。当ブログが評価するのは8回の送りバントで、試合を決める4点をもたらしたのである。猪子は今季33犠打を記録することとなり、この記録は長くプロ野球記録として破られなかったが、23年後の1965年に大洋の近藤昭仁が41犠打を記録して更新することとなる。



*石田光彦は黒鷲打線を4安打に抑えて2試合連続完投勝利を記録する。






*猪子利男は先制&決勝スリーランに加えて4点を追加するきっかけとなる送りバントも決めた。こういう、自分に与えられた役目をきっちりと果たす選手が筆者は好きです。






 

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