2014年6月27日金曜日

16年 大洋vs巨人 11回戦


10月26日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 0 0 1 0 0 0 0 0  0   1 大洋 39勝31敗2分 0.557 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1X  2 巨人 53勝19敗2分 0.736 中尾輝三

勝利投手 中尾輝三 21勝8敗
敗戦投手 野口二郎 21勝11敗

二塁打 (大)石井
本塁打 (巨)白石 3号、4号

勝利打点 白石敏男 7

ファインプレー賞 (巨)水原茂 13、14 (大)野口二郎 2


白石の二発に野口二郎沈む

 大洋は4回、先頭の濃人渉が4球ファウルで粘って四球で出塁、石井豊の遊ゴロをショート白石敏男が二塁に悪送球する間に濃人が三塁に進み無死一三塁、村松長太郎は浅い右飛に倒れるが、佐藤武夫のスクイズが内野安打となって1点を先制する。白石のエラーが痛かった。

 7回まで野口二郎の前に4安打無得点に抑え込まれてきた巨人は8回裏、この回先頭の白石が起死回生の同点ホームランをレフトスタンドに叩き込んで1-1とする。

 巨人は10回裏、一死後白石がレフトにサヨナラホームランを叩き込んで決着を付ける。


 4回の失点につながるエラーに始まり、8回の同点本塁打、10回の2打席連続サヨナラ本塁打と、白石敏男の独り舞台であった。翌日の読売新聞によると1本目は「野口得意の低目直球を掬いあげざまに左翼席に本塁打」、2本目は「満場の観客が声高に要望するホームランの叫びに応ずるものの如く2ストライク後の曲球を再び同じスイングをもって更に大きく左翼席に打ち込んで此の大接戦を満場熱狂の大喝采裡に決してしまった」とのこと。


 中尾輝三は10回を完投して5安打5四球3三振1失点、自責点ゼロで21勝目をあげ野口二郎に並んだ。野口は9回3分の1を完投して7安打2四球7三振、白石の2発に沈んだ。









*中尾輝三は5安打完投で21勝目をあげる。














*白石敏男の2発でサヨナラ勝ちした巨人打線。


















 

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