2013年7月28日日曜日

昭和15年東西対抗



 ここで一旦ペナントレースを中断して東西対抗が行われました。


 11月23日の第一戦は4対3で東軍の勝ち、24日の第二戦は1対0で西軍の勝ち、11月25日付け読売新聞によると若林忠志が完封、決勝点も「三塁走者岩本(義行)と呼吸を合わせて若林の敢行したスクイズ気味のヒットエンドランが見事に的中したものであって攻守にわたる若林の功績は大きい。」とのことです。三塁に走者を置いてのヒットエンドランと言えば、2012年現在でも村中監督率いる東海大甲府が得意としている戦法です。若林の記録は3打数無安打1打点で、試合展開からして第4打席は回ってきていませんのでスクイズによる犠打が記録されたのではなく、内野ゴロによる1打点が記録されたこととなります。


 25日の第三戦は近藤久-若林忠志の完封リレーで西軍が3-0で勝ちました。この試合の勝利投手は近藤なので6回からリリーフした若林にはセーブが記録されたことになります。東軍は左腕近藤久の先発を読んでいたようで、セカンドに苅田久徳、レフトに千葉茂を起用しています。


 この大会では若林忠志が最高殊勲選手に選出されました。





 

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