2013年6月18日火曜日

15年 翼vs巨人 11回戦


11月5日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
3 0 0 0 0 0 0 0 2  5 翼     46勝35敗10分 0.568 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 1  1 巨人 67勝26敗 0.720 中尾輝三

勝利投手 野口二郎 29勝11敗
敗戦投手 中尾輝三 22勝11敗

二塁打 (翼)小林

勝利打点 野口二郎 4


野口二郎、粘りのピッチング

 翼は初回、中尾輝三の立ち上がりを攻めて先頭の苅田久徳が四球で出塁、横沢七郎が三前に送りバントを決めて一死二塁、野口二郎が左前に先制タイムリーを放って1-0、小林茂太が四球、山崎文一の右翼線タイムリーで2-0、柳鶴震も右前にタイムリーを放って3-0とする。

 翼打線は立ち直った中尾に抑えられて2回~6回まで三者凡退を続ける。7回は先頭の山崎が中前打を放つが柳の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 翼は9回、一死後小林が右中間に二塁打、山崎が左前にタイムリーを放って4-0、ジャイアンツベンチはここでキャッチャーを吉原正喜から楠安夫に交代、柳の遊ゴロでランナーが入れ替わり、石井豊が四球を選んで二死一二塁、佐藤武夫が左翼線にタイムリーを放って5-0とダメ押す。

 巨人は9回裏、一死後川上哲治が中前打、千葉茂がストレートの四球を選んで一死一二塁、楠は三飛に倒れるが、呉波が右翼線にタイムリーを放って1-5と一矢を報いるがここまで。

 野口二郎は6安打2四球7三振、惜しくも完封は逃したが完投で29勝目をあげる。


 一見、野口二郎は快調なピッチングのように見えるが144球を投げている。一方、コントロールが悪いと見られがちな中尾輝三は9回を完投して7安打4四球3三振で113球であった。


 この試合で野口は四球を与えた2人以外にも延べ7人の打者にスリーボールまで許している。この日は決して調子が良かったとは言えないようであるが、粘りのピッチングで巨人打線を封じ込めたのであった。









                *野口二郎は144球を投げて完投で29勝目をあげる。














     *山崎文一が猛打賞を記録した翼打線。
















     *呉波が猛打賞を記録した巨人打線。















 

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