2013年5月3日金曜日

15年 黒鷲vs名古屋 11回戦


10月11日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 3 4 黒鷲     41勝39敗4分 0.513 亀田忠
3 0 0 0 0 0 0 4 X 7 名古屋 46勝33敗5分 0.582 河村章

勝利投手 河村章    2勝2敗
敗戦投手 亀田忠 22勝17敗

二塁打 (黒)宗宮 (名)岩本

勝利打点 吉田猪佐喜 10


岩本章、2盗塁2得点

 名古屋は初回、先頭の岩本章が左中間に二塁打、村瀬一三が四球を選び、ダブルスチールを決めて無死二三塁、桝嘉一は遊ゴロに倒れ大沢清が四球を選んで一死満塁、吉田猪佐喜が中前に先制タイムリーを放って1-0、亀田忠がワイルドピッチを犯して2-0、中村三郎の投ゴロで三走桝は三本間に挟まれるがサード木下政文の悪送球でホームに生還して3-0とする。

 黒鷲は2回、先頭の亀田が左翼線にヒット、寺内一隆は三振に倒れるが、中河美芳が左翼線にヒットを放って一死一二塁、木下の左前打で一死満塁、清家忠太郎が押出しの死球を受けて1-3、しかし宗宮房之助の投ゴロは「1-2-3」と渡ってダブルプレー。

 2回と4回のヒットを何れも併殺で無為にした名古屋は5回~7回まで三者凡退が続く。

 名古屋は8回、先頭の岩本が四球を選ぶと二盗に成功、村瀬も四球を選んで無死一二塁、桝が中前にタイムリーを放って4-1、村瀬も三塁に進んで無死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、「2-4-2」と送球されてタイミングはアウトであったがキャッチャー清家が落球する間に村瀬が還って5-1、清家に失策が記録されたので村瀬と桝には盗塁は記録されない。桝は三塁に進み、木村進一が四球を選んで無死一三塁、木村のディレードスチールは「1-3-6」と転送されてタッチアウト、一死三塁から吉田が中前にタイムリーを放って6-1、中村が左翼線にヒットを放ち、亀田のワイルドピッチで一死二三塁、三浦敏一の遊ゴロの間に三走吉田が還って7-1と突き放す。

 黒鷲は9回、一死後寺内に代わる代打長谷川重一が四球を選んで出塁、中河が左翼線にを放って一死一二塁、木下が左前にタイムリーを放って2-7、中河は三塁に進んで一死一三塁、清家に代わる代打玉腰忠義の三ゴロは「5-4-3」と転送されるがセカンド木村からの一塁送球が悪送球となって三走中河が生還して3-7、打者走者の玉腰は二塁に進んで二死二塁、宗宮が左前にタイムリーを放って4-7と追い上げるがここまで。

 河村章は7安打3四球1死球1三振の完投で2勝目をあげる。


 黒鷲は2回の攻撃で1点返してなお一死満塁で宗宮房之助が投ゴロ併殺に倒れたが、宗宮は第二打席で二塁打、第四打席で左前タイムリーを打っているだけにここで1本出ていったら試合の行方は分からなかった。


 名古屋の岩本章は10月8日に今季初めて一番に起用されたが4打数3三振と結果を出せなかった。しかしこの日は第一打席で亀田忠の出鼻を挫く二塁打を放って三盗にも成功、8回にも先頭打者として四球で出塁し二盗を決めた。一番打者は第一打席にヒットを打てば役割の半分は達成したと言えます。長打であればなお良し。切り込み隊長と呼ばれる所以です。









                 *河村章は7安打完投で2勝目をあげる。













  *8日の南海戦に続いて一番に起用された岩本章が切り込み隊長ぶりを発揮した名古屋打線。














 

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