2013年5月3日金曜日

57年ぶり



 アトランタ・ブレーブスのティム・ハドソンが通算200勝を記録しました。メジャーでは200勝は珍しくなく、大したニュースではないのですが、ハドソンがこの日ホームランを打ったため歴史に残る偉業となりました。


 200勝達成試合でホームランを打った投手は1956年のボブ・レモン以来出現していなかったのです。ハドソンのライトへのホームランは飛距離ではスタンドに届いていませんでしたが、前進守備のブライス・ハーパーがフェンス際まで追いかけてグラブを出して、ハーパーのグラブに当ってスタンドインしました。ハーパーのアシストがなければ57年ぶりの記録はなりませんでした。


 1956年に200勝達成試合でホームランを打ったのはクリーブランド・インディアンスのボブ・レモンです。ボブ・フェラーより知名度では劣るかもしれませんが、ロパット・オールスターズの一員として日本にも来たことがあります。70年代後半から80年代前半にかけては、ニューヨーク・ヤンキースの監督でしたがスタインブレナーの気紛れによりビリー・マーチンと目まぐるしく監督の座を交代しています。ボブ・レモンは右投げ左打ちなので、レモンのホームランもライトスタンドだったかもしれません。ハドソンは流し打っています。




*ティム・ハドソンのサイン入りカード、アスレチックス時代のものです。因みに本日のスポニチに掲載されているハドソンの写真も何故かアスレチックスの帽子を被っています。







            *1948年にワールドチャンピオンに輝いたインディアンス。





  *一番上がボブ・フェラー、その下がボブ・レモンです。下から二番目はサチェル・ペイジです。




















 

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