2012年10月1日月曜日

15年 ジャイアンツvsライオン 5回戦



6月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 1 2 0 0 0 3 8 ジャイアンツ 22勝11敗 0.667 中尾輝三
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 ライオン          8勝24敗1分 0.250 近藤久

勝利投手 中尾輝三 8勝4敗
敗戦投手 近藤久     0勝5敗

二塁打 (ジ)中島2、水原1
三塁打 (ジ)白石

勝利打点 なし


吉原正喜快走

 いよいよ夏季シリーズのスタート。午後1時ちょうど、沢東洋男主審の右手が上がってプレイボール。

 ライオンは初回、先頭の坪内道則が四球で出塁、西端利郎は右飛に倒れるが野村高義が右前打、鬼頭数雄が四球を選んで一死満塁、玉腰年男の中犠飛で1点を先制、戸川信夫の右前タイムリーで2-0とするが一走鬼頭が三塁に走ると「9-6-5」と渡ってタッチアウト。ライトの中島治康は最初からバックホームを諦めてショートの白石に返球したようだ。

 ジャイアンツは2回、先頭の中島が右中間に二塁打、平山菊二の遊ゴロの間に中島は三進、呉波は四球、吉原正喜も四球を選んで一死満塁、中尾輝三は三振に倒れて二死満塁、トップに返り白石敏男が右前に同点の2点タイムリーを放って2-2、一走吉原が三塁に進み白石が二盗、水原茂が四球を選んで二死満塁とするが千葉茂は遊ゴロに倒れる。

 ジャイアンツは4回、一死後吉原が四球を選んで出塁、二死後白石が右前打を放って一死一三塁、ダブルスチールを試みると白石は広田修三に刺されるが吉原のホームインが早く得点が認められて3-2と勝ち越す。重盗の片割れアウトなので吉原には本盗は記録されない。

 ジャイアンツは5回、一死後千葉が三塁に内野安打、川上哲治が左前打を放って一死一二塁、中島の左中間二塁打で二者生還して5-2とする。ジャイアンツは9回、先頭の吉原がセンター左にヒット、中尾は三振に倒れるがトップに返り白石が右中間に三塁打を放って6-2、水原の右翼線二塁打で7-2、ライトからの返球が乱れる間に水原も還って8-2として止めを刺す。

 中尾輝三は6安打7四球6三振の完投で8勝目をあげる。


 中島治康が4打数2安打1得点2打点、二塁打2本の活躍。ようやく調子が出てきた。

 吉原正喜の積極的な走塁が目に付いた、2回、白石の右前打で一塁から三塁を陥れる。4回にも白石の右前打で一塁から三塁に走りダブルスチールで生還、白石が二塁でアウトになったので本盗は記録されていない。この日は4打席2打数2安打2得点2四球であった。

 広田修三が4補殺を記録。初回、先頭の白石が四球で歩くが二盗を刺し、川上は三振ナットアウトで2補殺、4回に白石の二盗を刺し、6回にも吉原の二盗を刺して4補殺を記録した。











                 *中尾輝三は6安打完投で8勝目をあげる。













     *夏季シリーズの開幕戦に勝利したジャイアンツ打線。















 

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