2012年2月23日木曜日

14年 阪急vsライオン 9回戦


9月13日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5 1 0 0 2 0 0 4 1 13 阪急      45勝22敗1分 0.672 荒木政公
0 0 2 0 0 0 0 0 0  2  ライオン 23勝41敗5分 0.359 菊矢吉男 福士勇 近藤久


勝利投手 荒木政公    9勝1敗
敗戦投手 菊矢吉男 13勝16敗


二塁打 (阪)山下好、田中、西村


石井武夫、6打数3安打3打点


 阪急は初回、一死後西村正夫が中前打、上田藤夫が投前に内野安打、山下好一の右翼線二塁打で1点を先制、田中幸男も右翼線に二塁打を放って二者が還り3-0、ライオンは早くも先発の菊矢吉男をあきらめて二番手に福士を投入する。石井秋雄の右前タイムリーで4-0、伊東甚吉の三ゴロをサード岡本利之がエラーして一死一二塁、日比野武の遊ゴロをショート山本尚敏がエラーする間に二走石井が還って5-0とする。

 阪急は2回、先頭の西村が右中間に二塁打、二死後西村が三盗に成功、田中が四球で歩いて石井の三塁内野安打で6-0とする。

 ライオンは3回、先頭の山本が左前打、福士が四球を選んで無死一二塁、トップに返り坪内道則のタイムリー左前打で1-6、玉腰年男の右翼線ヒットで無死満塁、水谷則一の二ゴロ併殺の間に三走山本が還って2-6とする。

 3回、4回と三者凡退の阪急は5回、田中が四球、一死後伊東が中前打と滝川中学出身のルーキーコンビが一二塁のチャンスを作り、日比野が遊撃に内野安打、更にショート山本の一塁悪送球が加わり二走田中が生還、続く荒木政公の遊ゴロの間に伊東も還って8-2とする。

 阪急は8回、一死後上田が左前打と捕逸で二塁に進み、山下好一の四球を挟んで田中が中前にタイムリー、石井が右前にタイムリー、伊東も中前にタイムリー、日比野の左前打で一死満塁として福士をKO、三番手に近藤久が登板、荒木の二ゴロの間に石井が還りこの回4点を追加して12-2、9回には上田が右前打で出塁するとキャッチャー鈴木秀雄が連続捕逸を犯して上田は三塁に進み、更に鈴木からピッチャー近藤への送球が悪送球となる凡失の間に上田が還って13対2で大勝する。

 阪急打線は18安打を放って13得点。西村正夫、上田藤夫、石井武夫が3安打の猛打賞、田中幸男と石井が3打点を記録した。


 荒木政公は7安打2四球3三振の完投で9勝目をあげる。荒木にとってはこれが今季最後の勝利となる。荒木は今季で兵役に就き還ってくることはなかった。すなわちこの勝利が生涯最後の勝利となる。





       *荒木政公は7安打完投で今季9勝目、生涯最後の勝利をあげる。




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