2011年9月27日火曜日

ラスト・スパート ⑨


 本日はお休みの予定だったライアン・ブローンは終盤代打に出てきて左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を放って今季通算557打数186安打で3割3分3厘9毛3糸。このバッティングこそが私の知っているブローンのスウィングですが、センターから右にもあれだけ長打が飛ばせるようになってきたとは今回の「ラスト・スパート」シリーズのための画像チェックを行うまで気づきませんでした。ホセ・レイエスは4打数3安打、こちらは相変わらずのコンパクトなスウィングで日本人が見習うべきはレイエスのスウィングでしょう。今季通算530打数177安打で3割3分3厘9毛6糸となり、ライアン・ブローンを3糸抜いて首位打者に返り咲きました。「糸」まで表示することとした当ブログの先見性が光ります(笑)。ブルワーズとメッツは共に残り2試合となりました。

 マット・ケンプは第一打席で第38号スリーランを放ち本塁打、打点で単独トップに立ちました。今季通算593打数192安打で3割2分3厘7毛8糸となり流石に三冠王は遠のきましたが可能性は残ります。残り3試合で2本叩き込めば「40-40」となります。本日のホームランはバックスクリーン横奥のテラスに飛び込む特大弾でした。

 アルバート・プホルスは5打数2安打で打率を3割1厘に上げましたが四試合連続打点無しで「98」のまま止まっています。11年連続3割30本100打点に残り2試合となりました。今季五試合連続以上打点がなかったのは5月12日~5月22日までの六試合連続打点無しがあるだけで、4月9日~12日、5月2日~5日、5月19日~22日、7月31日~8月3日、9月4日~7日と四試合連続打点無しが5回ありましたが五試合目には打点をあげています。騰落レシオ的には明日は打点が出るとデータは示しています。


 アメリカン・リーグMVP争いが混沌としてきました。ミゲール・カブレラが3割4分2厘8毛1糸で首位打者に立ち、エイドリアン・ゴンザレスはマイケル・ヤングにも2糸抜かれて三位に落ちました。レッドソックスはワイルド・カード争いでもレイズに並ばれ、二冠王候補だったゴンザレスはタイトル無しではMVPは苦しくなってきました。ミゲール・カブレラは記者には人気がありませんので、またしてもジャスティン・バーランダーにチャンスが巡ってきました。マイケル・ヤングも逆転首位打者となればチャンスはあります。マイケル・ヤングのようなタイプは意外と得票が伸びる傾向にあります。

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